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Friday, February 21, 2020

火縄銃や鍛冶職人、ドラマ出演 「麒麟がくる」長浜・国友にロケ - 中日新聞

「麒麟がくる」に登場する火縄銃(手前)と広瀬さん=長浜市国友町の国友鉄砲ミュージアムで

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撮影の装束に身を包んだ草野さん(左)と高橋さん(草野さん提供)=長浜市の萬右鍛冶小屋で

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 戦国大名・明智光秀がテーマのNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の第5、6回に、長浜市国友町の広瀬一實(かずみ)さん(78)所有の火縄銃や同市鍛冶屋町の萬右(まんよ)鍛冶小屋が登場し、鍛冶指導者の草野武さん(77)と高橋静生さん(74)が鍛冶職人として出演している。

 第五回では、鉄砲鍛冶(かじ)・伊平次を探す光秀が、当時鉄砲生産が始まっていた国友村(現同市国友町)を訪れる。萬右は鍛冶場を映した場面で登場し、白壁を背に座った草野さんと、向き合って立つ高橋さんが鎚(つち)を振り下ろし、鉄から激しく火花が飛び散る。

 現在国友町には作業できる鍛冶小屋がなく、百十年前に建てられ、旧来の道具も残る萬右がロケ地に選ばれた。草野さんらも二〇〇八年から鍛冶体験の講座を続けており、白羽の矢が立った。草野さんは「撮影陣は『本物にしかない質感がある』と言ってくれた。鍛冶屋が活気づけば」と喜ぶ。

 広瀬さんは、四十年ほど前から火縄銃を購入し銃身の修理や発射機構の復元などをしている。射撃も、全国大会で日本記録を出した腕前。同市国友町の国友鉄砲ミュージアムを訪れた撮影スタッフに、伊平次役の玉置玲央さんの指導を頼まれ、撮影にも立ち会った。

 所有する江戸中期の火縄銃は、地元の国友太郎太夫の作で、撮影にも提供。第六回では、光秀が手に取って銃身をのぞき込むシーンが流れるという。

鉄を打つ場面を再現する高橋さん(右)ら=長浜市の萬右鍛冶小屋で

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 広瀬さんは「鉄砲だけでなく、江戸期の科学者・国友一貫斎など地域の歴史が見直されるとうれしい」と語った。

 第五回は二十二日午後一時から再放送、第六回は二十三日午後八時から放送される。冒頭のクレジットには広瀬さんと草野さんの名前も流れる。

 国友鉄砲ミュージアムはドラマに合わせた「国友村鉄砲展」を十二月二十日まで開き、萬右の鍛冶体験は第二、四の日曜午前にある。

 (川添智史)

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