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Thursday, March 19, 2020

金箔職人 50年の技見て 「最後に運龍展」 - 中日新聞

最後の作品展を開く塚本守利さん(右)と妻信子さん=津幡町北中条で

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来月6日から津幡の塚本さん

 津幡町太田、金箔(きんぱく)職人塚本守利(もりとし)さん(75)が四月、町内で箔を張った板に竜を描いた作品展「金沢箔運龍(うんりゅう)展」の開催を計画している。職人として制作に励むこと五十年。同町北中条の工房で「個人としてやるのは、人生最後の展示会になると思う。来場者に希望額で買っていただいて全額を寄付しようと考えている」と話している。

 縦四十センチ、横六十センチの薄いキリの板に和紙を貼った後、その上から箔を張り、竜の絵を描いた。「竜は縁起がいいから」と塚本さん。運龍図と名付けた二十二枚の作品に加え、同じく箔を張り絵を描いた茶たくや皿五十点余りも置く。昨年十二月から準備を始め、手洗いを励行したり、早寝早起きを心掛けたりして体調管理に気を付けながら制作してきた。

 東京都出身。妻信子さん(72)と結婚し、会社員を辞めて金箔職人だった信子さんの父親に弟子入り。職人を続けてきた。自らも手伝い、支えてきた信子さんは「ひとまずご苦労さま。何か別にまだしたいことがあるのかな」と笑う。

 塚本さんは「サラリーマンと違って休みは自分で決められるし、職人の仕事はおもしろかった。人生に悔いはない」と話している。

 作品展は四月六日から二十八日まで同町南中条の高齢者サロン「となり家(んち)」で。会場は中条公民館の近く。期間中の月、火、木、金曜に開く。 (島崎勝弘)

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