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Friday, April 10, 2020

高岡の金工漆芸 光る職人技 市美術館 明治-平成の名品紹介 - 中日新聞

(左)精緻な造形技が魅了する「武人文大香炉」 (中)二代石井勇助の作品「松竹梅足付盆」 (右)三代須賀松園さんの作品「ForestofPrism」=いずれも高岡市美術館で

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 明治−平成時代の金工と漆芸の名品を紹介する「コレクションにみる高岡の金工漆芸」が十日、高岡市美術館で始まり、職人技が光る二十三点が来場者の目を引いている。六月七日まで。観覧無料。(武田寛史)

 高岡銅器で精緻な造形ができるろう型(ろうがた)鋳造を得意にしていた二代横山彌左衛門(やざえもん)(一八四五〜一九〇三年)の「武人文(ぶじんもん)大香炉」は、武人に退治される大蛇の口から煙が出る趣向の作品。勇助塗の二代石井勇助(一八四三〜九七年)の作品「松竹梅足付盆」は錆絵(さびえ)や蒔絵(まきえ)などの技法を駆使して吉祥文様を表現している。

 平成の作品として鋳造家・三代須賀松園さん(一九二五〜二〇〇六年)のろう型鋳造による現代的な作品「Forest of Prism(フォレスト・オブ・プリズム)」、現代の名工の漆芸家・今井孝雄さんの彩漆重螺鈿色紙箱(さいしつかさねらでんしきしばこ)「夏の夜」などもある。

 市は市内の小中学校で「ものづくり・デザイン科」の授業を組み入れている。伝統工芸の彫金や青貝塗を学習する児童生徒が見学する際、分かりやすいように金工、漆芸の技法ごとに作品を分けて解説している。宝田陽子副主幹学芸員は「高岡市の伝統の金工と漆芸の技の素晴らしさをぜひ見てほしい」と話す。

 開館は午前九時半〜午後五時(入館は午後四時半まで)。月曜休館。五月四日は開館し、五月七日は休館。

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