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Sunday, August 2, 2020

【体操競技】鉄棒職人・宮地秀亨のYouTubeチャンネル「Miya tube」は体操界への貢献度大!(椎名桂子) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース

東京五輪に種目別鉄棒での出場を目指してる宮地秀亨選手は、ブレットシュナイダーの使い手として世界でも名前を知られている。

その宮地選手も、YouTubeチャンネルを開設している。

※参考記事「2020年夏の東京五輪を失った体操競技が本を出した「ファン獲得大作戦」

昨日も体操競技関係者のYouTubeでの発信についての記事をあげたばかりだが、その中でもこの宮地選手のチャンネルは、異彩を放っているので、改めてここで紹介したいと思う。

宮地選手のYouTubeチャンネル「Miya tube」は、「東京五輪の代表選手選考方法」を、スタートから3回にわたって解説しているが、これが秀逸なのだ。

体操の代表選手選考方法は、いつも非常に複雑だ。

公式ホームページでも選考方法はかなり詳しく解説されているし、代表選考の懸かった大会のプログラムにもたいてい掲載されてはいるが、書面で見て完全に理解することは、なかなか困難だ。それくらい複雑な選考方法を、宮地選手は筑波大学出身らしく、ホワイトボードへの板書も使いながら、講義さながらに解説している。

先日、内村航平選手が、東京五輪は鉄棒に専念して出場を目指すということがニュースになっていたが、具体的にどうすれば内村選手が鉄棒で日本代表になれるのかに触れたメディアは少なかった。それは、この複雑な選考方法の説明にまでふれることができなかったという面が大きいと思う。

しかし、いくら内村航平選手でも、今から「鉄棒の種目別で五輪出場!」を実現できる可能性はあるのか?

そんな疑問をもった人も多いかと思うが、そんな疑問にも宮地選手の動画は答えてくれている。

サッカーや野球のようなメジャースポーツなら、その競技を経験していない「観るだけ」のファンでも十分な知識が得られるだけの情報が昔からあふれている。

しかし、体操競技はそうではない。

競技経験者や指導者、あるいはマニアックに体操競技を追っている人くらいにしか分からない部分が多すぎるのだ。

メディア露出の少なさにも要因はあると思うが、そもそも人気が高まらなければメディア露出は増えない。

だから、体操競技の本当の魅力を知る人は、なかなか増えていかなかったように思う。

それが。

多くの選手たちが情報発信を始めた今、大きく変わった。

そして、この宮地選手の「Miya tube」のように、メディアでは伝えきれない部分を詳細に分かりやすく解説してくれるチャンネルも出てきた。

ありがたいことだと思う。

さらに、「Miya tube」では、宮地選手の過去の練習動画をふんだんに使って、技が完成するまでを見せるという選手自身でなければできない値千金の動画を公開している。

●G難度「カッシーナ」を習得するまでの動画

この動画では、宮地選手が後進たちのために、「誰でも大技を習得するには時間がかかること」「はじめは誰でもかっこ悪いこと」などを教えてくれている。多くの選手たちに希望を与える動画だと思う。

そして、ついに!

昨日(8/2)は、宮地選手の代名詞でもある「ブレットシュナイダー」の練習動画第1弾が公開された。

この動画では、まだ宮地選手は、鉄棒から手を放して空中で回転をした後、鉄棒をつかむところまで到達していない。

第2弾では、「鉄棒をつかめる」ところまではいけるようだが、本当に気の遠くなるような時間をかけて、とてもできるようになるとは思えないような段階から、宮地選手が「ブレットシュナイダー」を習得する経過を見せてくれるようだ。

これはおそらく世界中の体操選手にとって福音となる動画ではないかと思う。

宮地選手の「Miya tube」は、体操界におおいに貢献するチャンネルに育っていきそうな期待大と言えるだろう。

大注目! ↓

●「ブレットシュナイダー成長記録Part1」

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August 03, 2020 at 07:28AM
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