
日常で使っている割り箸の9割以上が、実は中国を主とする安価な輸入品。国内では石川県や北海道も生産地だが、大半は県内、それも林業が盛んな吉野地区で作られている。職人の高齢化など環境は厳しいが、「割り箸発祥の地」とされる下市町で、半世紀近く箸作りに携わってきた鍵本智さん(77)は「割り箸は一回しか使われない。それだけに一本一本を丁寧に、きれいに仕上げたい」とこだわる。【中田博維】
近鉄吉野線の下市口駅から南へ。吉野川にかかる千石橋を渡って下市町に入ると「手形発祥の地」「三宝のまち」といった看板とともに「箸のまち」の看板が出迎えてくれる。そこから車で約10分。のどかな山間地にあるのが鍵本さんの仕事場だ。1974年から妻和代さん(71)と2人で箸作りを続ける鍵本さんは、町内で箸卸業を営む吉井商事の吉井基泰さん(41)が「安定した技術を持ち、下市では一番のベテラン」と太鼓判を押…
からの記事と詳細 ( 奈良のワザ:割り箸職人・鍵本智さん(下市町) 一本の仕上げに心込め /奈良 - 毎日新聞 )
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