静岡放送(SBS)
文化財保護のため解体修理をしている浜松市天竜区春野町の秋葉神社の神門で、江戸時代の職人が描いた落書きが発見されました。 女性がスマートフォンのカメラを向けているのは、1枚の板。 <見学者>「表情がすごくいいですよね。優しい表情で、穏やかな感じです」 写真に収めていたのはカンナを使う大工、そして、鍋を持ち赤子を背負う女性の姿。この二つの絵は江戸時代の職人が描いた落書きです。 <秋葉神社 河村基夫宮司>「ここを作られた諏訪の匠の大工さんが仕事の合間に遊び心を持って描かれたと思います。当時は墨で図面を書きましたので、こういう絵も当時の皆さんがお描きになったと思います」 秋葉神社神門は宮大工立川流棟梁の富昌により江戸時代後期の1831年(天保2年)に建てられ、1943年(昭和18年)の大火を逃れた神社に唯一残る江戸時代の建物です。建造から約200年が経ち、地面の沈下や建物全体の傷みが進んだ為、解体して修理をしていたところ、屋根裏に張られた化粧板からこの落書きは見つかりました。秋葉神社は先週、修理の様子とともに発見された落書きを一般に公開しました。 <見学者>「お釈迦様とか獅子とかも描かれている。落書きにしては高尚ですね」 見学した人たちは、建立当時の職人たちの遊び心に思いをはせていました。
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