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Wednesday, March 4, 2020

クラフトとデジタルが織りなすロバーツ・ウッドの世界。(フィガロジャポン) - Yahoo!ニュース

異色の経歴が光る、ロマンティック新旗手。

ラッフルやボウを多用したフェミニンなコレクションで、2016年春夏のデビュー直後から注目を浴びているロンドン発のロバーツ・ウッド。しかし、ブランドを手がけるケイティの話を聞くと、ただフェミニンというわけではないようだ。

<世界のおしゃれスナップ>ロバーツ・ウッドのビッグラッフルに包まれた、バイヤーのパスカリン。

「シグネチャーのひとつであるラッフルは、パターン作りに研究を重ねた結果生み出した、縫製をせずに手で結合する技術を用いています。その他プリントや刺繍にデジタルを駆使するなど、クラフトとデジタルを融合させることを目指しているんです。医学を学んでいた経験があり、ほかのデザイナーとは思考回路が少し異なるかもしれません(笑)」。

サステナビリティにも配慮し、20年春夏では保管しておいた過去の残布で新しいコレクションを生み出した。そんな彼女が描く未来は?

「研究所のような“デジタルアトリエ”を造りたい。デジタルカッティングやデジタル刺繍などができる機械を揃えたいんです!」

<ケイティ・ロバーツ-ウッド Katie Roberts-Wood>
(ロバーツ・ウッド創始者)
医師である両親の影響で医学を学んだ後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでウィメンズウエアの修士号を取得。2016年春夏、初のコレクションを発表する。20年春夏はジャンヌ・ダルクのような強い女性をイメージし、鎧や剣のモチーフを用いた。
www.roberts-wood.com

●問い合わせ先:
ドーバー ストリート マーケット ギンザ
tel:03-6228-5080

*『フィガロジャポン』2020年4月号より抜粋

※記事内の価格は、標準税率10%の消費税を含んだ価格です。

photos : JOHN CHAN (OBJETS), SATOKO TSUYUKI (PORTRAIT), stylisme:MAYU YAUCHI, texte:ITOI KURIYAMA

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