緊張した様子で、女性が大きな機械を扱っています。いったい何をしているのでしょうか
鈴木莉帆さん(23):「私は『現場女子』と言っていますね」
建築現場で働く女性・通称「現場女子」を名乗るのは鈴木莉帆さん。彼女の職業は「大工」です。
富士宮市にある「空間工房匠屋」。去年4月。鈴木さんはこの会社の門を叩きました。祖父が大工だったこともあり、小さい頃から大工になることが夢だったという鈴木さん。
夢をかなえた今、「ある危機感」を抱いているといいます。
大工 鈴木莉帆さん(23):上の人たちがいなくなったら自分たちだけでやっていくので、この先(大工が)増えるのかどうかっていうのは不安ですね。
実は、「大工不足」は大きな問題となっています。
国の調査によると、2000年に約65万人いた大工は2015年には35万人と、ほぼ半減。さらに民間の調査では10年後の2030年に21万人まで減少すると推測されています。一方、国内で必要な大工の数は30万人と言われていて、このままでは危機的な人手不足になると言われています。
深刻な状況の中、会社として初の女性大工を採用した山崎社長。鈴木さんの“ある言葉”に魅力を感じたからだといいます。
空間工房 匠屋 山崎修一社長:「女性がこの業界でも活躍できる見本になりたい,という思いを伝えてくれたところが全社員、じゃあ(鈴木さんを)採用してみようというところに至って」
棟梁 岩田慶一さん:「最初のころは手取り足取りだった。なかなか現場には行かせられないような状況だった」
男社会というイメージが強い大工の世界。普段は恥ずかしがりやな鈴木さんですが、負けず嫌いな一面も…
大工 鈴木莉帆さん(23):「力が(男性と)差がありますし、そこは自分が努力しないといけないなとは思いますね、朝、腕立て伏せはなるべくやるようにはしています」
今では40キロ近くある木材を運ぶのもこの通り。一年間「現場」で働いた成果が出ています。
そしてこの春。
(入社式)
新入社員入場。拍手でお迎えください
(拍手:パチパチパチ)
「女性が活躍できる業界にしたい」という鈴木さんの姿にあこがれて女性社員が入社しました。もちろん2人とも女性大工を目指しています。
新入社員に声をかける鈴木さん。
大工・鈴木莉帆さん(23):「現場に出て、いろいろ大変だと思いますけど、私も一緒にがんばっていくので、これからがんばっていってください」
これまで社内で最年少だった鈴木さん。これからは先輩として後輩を引っ張っていかなければなりませんが・・・
大工・鈴木莉帆さん(23):
Q:木の特性とか分かるようになってきました?
「いや…まだ…わからないです。まだ全然」
一人前になるのに最低でも5年はかかると言われる大工の世界。まだ始めの一歩を踏み出したばかりの鈴木さんが抱く、大きな夢とは――
大工 鈴木莉帆さん(23):「現場とかを見に来てくれる施主さんや、その子どもたちも憧れるような大工さんになりたいとは思っています」
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April 29, 2020 at 01:56PM
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職人不足の中で採用された現場女子「子供たちが憧れる大工になりたい」 静岡・富士宮市(静岡朝日テレビ) - Yahoo!ニュース
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