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Thursday, June 11, 2020

周波数調整は職人芸 みんながラジオにかじりついていた「BCLブーム」を覚えていますか(アーバン ライフ メトロ) - Yahoo!ニュース

海外ラジオ局の電波を拾った時代

 新型コロナウイルスの影響で、なかなか外出しにくい日々が続いています。そんなとき、久しぶりに聞くと楽しいのがラジオです。 【画像】最新のAmazon「卓上ラジオ」売れ筋ベスト5を見る  東京都内はFM局だけでもTokyo FMやNACK5、J-WAVEなどが聞け、それに加えてコミュニティーFMもあるので、選択肢が多くてうれしい限り。  現在のラジオ放送はパソコンやスマートフォンでも聞けるため、卓上タイプの製品は激減していますが、かつてはソニーやナショナル(現・パナソニック)など、名だたるメーカーが多数の製品を発売し、ラジオだけでカタログが一冊成り立つ時代もあったのです。  最新のラジオは、コンパクトサイズで高性能です。しかし、そうではないラジオに多くの若者たちが憧れた時代がかつてありました。  そう、1970年代の「BCLブーム」です。BCLとは「Broadcasting Listening(もしくはListeners)」の略で、遠距離のラジオ局の放送を聞くこと。とりわけ海外ラジオ局の電波を拾うことを指します。

電波の中に詰め込まれたロマン

 まだインターネットがなかった時代、現地の情報をダイレクトにキャッチできるのはラジオだけでした。多くの国では、遠くまで電波が届く「短波」を用いてさまざまな外国向け放送を行っていました。  これらの放送は単に聴いて楽しむだけではありません。どこの放送局でも受信状況を郵便で報告すると、「ベリカード」と呼ばれる絵はがきのような受信認定証を送ってくれました。  声でしか聞いたことのない国と国際郵便でやりとりすることに、今では考えられないほどのロマンがあったのです。

ブームは1970年代後半から

 まだ東西の冷戦が続いていた1980年代まで、各国の短波放送は敵対陣営に向けての宣伝放送の意味がありました。毎日、日本語放送を実施している北京放送や朝鮮中央放送では、日本であまり聞かないような物騒な言葉もしばしば使われていました。  そればかりではなく暗号放送のようなものも当たり前に受信できるなど、違った意味でロマンをかき立てられたものです。  そんなBCLがブームになったのは、1970年代後半です。当時のラジオはアナログだったので、周波数はダイヤルのつまみを回して調整。大人気だったソニーの名機「スカイセンサー5900」には、周波数のダイヤルがふたつも付いていました。  まずメインダイヤルで大まかな周波数を合わせてから、スプレッドダイヤルで細かい周波数を合わせるのです。

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