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Saturday, August 15, 2020

1本1本職人の綿密な“よりかた”で表情が変わる…「筒井時正玩具花火製造所」の線香花火 - マイナビニュース

1本1本職人の綿密な“よりかた”で表情が変わる…「筒井時正玩具花火製造所」の線香花火
吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。8月8日(土)の放送では、福岡県みやま市にある「筒井時正玩具花火製造所」の筒井今日子さんに、「線香花火」についてお話を伺いました。

貴重な国産の線香花火

線香花火が日本で作られるようになって300年。福岡県みやま市にある「筒井時正玩具花火製造所」では、職人の技を活かした線香花火を製造しています。火薬、紙、ロウソク……材料はすべて、地元・九州産を使用。貴重な国産の線香花火です。

福岡県みやま市にある「筒井時正玩具花火製造所」

1本あたりに使う火薬は、わずか0.08グラム。100分の1グラム変わっただけで、燃え方に影響が出るため、火薬を入れる作業には細心の注意が必要です。専用の道具で紙に火薬を丁寧に盛り、糊を使わずに手作業で、紙をよって仕上げていきます。

細心の注意が必要な火薬を入れる作業

火をつけてから、目まぐるしく変わっていく表情は、全部で4つ。

火の玉がだんだん大きくなる「蕾」

表情1……「蕾」

火花が咲き始める「牡丹」

表情2……「牡丹」

激しく弾ける「松葉」

表情3……「松葉」

静かに舞い、やがて火玉が燃え尽きる「散り菊」

表情4……「散り菊」

起承転結、4回変化するかどうかが職人の腕の見せどころです。その“よりかた”で、花火の持ちや咲き方が変わる線香花火。1本1本に緻密な手仕事が求められるため、慣れた職人さんでも1日に作れるのは400~500本ほどだと言います。

職人の腕が求められる線香花火

「私たちが常々思っていることは、子どもたちが、子どものうちに、楽しい花火で遊んでもらいたいということなんです。その子たちが親になって、またその子どもたちに伝えてもらえないと、文化は衰退していくと思っているんですよね。どこにも真似できないものを作りたい」と筒井さん。

最後にこんな思いも語ってくれました。

「今年はどこにもおでかけできずに、たくさんストレスを抱えている子たちもいるでしょうから、家族でぜひ線香花火をはじめ、日本の花火を楽しんでもらって、大人になるまでずっと、その思い出を大事に持ち続けてもらって、代々受け継いでいければいいなと思います」

線香花火筒井時正シリーズ「花」

日本の職人技術ならではの夏の風物詩、線香花火。花を贈るように、大切な人に贈ってみませんか?

<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:https://ift.tt/2Oiz3Xa

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