「チリーン、チリン」。美濃市の「うだつの上がる町並み」内の町家の軒先に風鈴の音が響き、鮮やかな美濃和紙の短冊が揺れる。短冊は高橋まゆみさん(51)=同市松栄町=ら三人の女性手すき和紙職人が作った。三十一日まで開かれている「美濃町家回廊 涼の音の散策」で並んでいる。
今年は三人で百二十枚を制作。手すきの美濃和紙数枚をはがき程度の厚さになるまで重ね合わせる。
絵柄は職人それぞれの技法で描く。高橋さんはアユや金魚をかたどった型紙を短冊に乗せ、その上から色を塗ったり、ミシンで水紋を表現したりして趣向を凝らす。他の二人も二枚の和紙の間に色和紙を挟み込んだり、プリンターで模様を印刷したりと工夫した。
完成した短冊は、各店舗や民家約百軒で「美濃風琴」と銘打つ風鈴に付けられて町並みを彩る。中には短冊に俳句を書いてアレンジを加えたものもある。
「昨年制作した短冊が今年も飾ってあると、大事にしてくれていると思い、うれしい」と話す高橋さん。普段は長い繊維が模様となる「雲竜紙」や、しわが入った「もみ紙」をすく。だが、和紙自体が最終商品ではなく素...
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