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Monday, August 17, 2020

神仏具工房や宮大工 日本の職人技、動画で紹介 京都のドイツ文化機関 - 毎日新聞 - 毎日新聞

動画を配信するスマートフォンに向かい「おりん」の製造過程や音について説明する南條工房の南條和哉さん(奥)=京都府宇治市の南條工房で2020年7月31日午後3時22分、福富智撮影

 ドイツの公的文化機関「ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川」(京都市左京区)が、日本の職人の技術を紹介する動画を特設サイト「onlineKamogawa」で公開している。新型コロナウイルスの感染拡大でドイツのアーティストの招請などができなくなり、オンラインでのプロジェクトを企画した。動画は1カ月に1本程度更新する予定で、今後はドイツの工房なども紹介する計画という。【福富智】

 ヴィラ鴨川はレジデンス(居住空間)を備え、コロナ禍以前はドイツの複数のアーティストを毎年招き、京都に3カ月ずつ滞在して芸術活動に従事してもらう事業をしていた。今回開設したサイトには「工房」と「作品」の二つの「部屋」を用意している。

「ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川」の外観=京都市左京区で2020年8月12日午後2時22分、福富智撮影

 「工房」ではこれまでヴィラ鴨川の担当者らが取材に訪れた、宮大工や陶器の工房の技術などを紹介する動画を配信。過去にヴィラ鴨川に滞在したアーティストらもオンラインで参加し、職人に質問するなど交流する。これらの様子は日英の逐次通訳付きで動画投稿サイト「ユーチューブ」にリアルタイムで配信される。

 7月31日には、神仏具を製造する宇治市の「南條工房」を紹介。同工房は「佐波理(さはり)」という鉛とスズを独自に配合して作った合金を用い、仏具「おりん」を製作している。動画では製造過程や音へのこだわりなどを説明。スマートフォンで近くまで寄って撮影し、普段は見られない作業を見ることもできる。

「onlineKamogawa」のトップページ=ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川のホームページから

 同工房の次期7代目で鳴物鋳物師の南條和哉さん(41)は「海外の人に仏具文化がどう映るのか、興味があった。動画を発信することで、さまざまな分野の人たちとのコラボレーションも生まれる」と期待を寄せる。

 もう一つ用意した「作品」はテキストや音楽、映像などを公開。更新は不定期の予定だ。ヴィラ鴨川の担当者は「さまざまなジャンルの作品を展示していく。『工房』は画面越しに熱を感じられ、その場にいる以上に楽しめる」と話した。

 「工房」の次の動画は、漆精製販売業「佐藤喜代松商店」(京都市北区)を取り上げる。リアルタイムでの配信は21日午後2時半~同4時を予定。詳細は特設サイトへ。(https://www.goethe.de/ins/jp/ja/sta/kyo/olk.html)

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