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Sunday, August 9, 2020

『TFT』初の公式大会は超接戦。シンデレラボーイ靴職人選手が日本一となって9月の世界戦へ! マインドマスターズ2020 FINAL『チームファイト タクティクス』部門リポート - ファミ通.com

 2020年8月8日~9日、ライアットゲームズはオンラインゲーム大会“Mind Masters 2020 FINAL”(マインドマスターズ2020 ファイナル)を開催した。競技タイトルは『レジェンド・オブ・ルーンテラ』(以下、『LoR』)と『チームファイト タクティクス』。どちらも『リーグ・オブ・レジェンド』の世界観から派生した頭脳戦ゲームだ。

 2日目の種目は、8人のプレイヤーが最後まで勝ち残ることを目指すオートバトルゲーム『チームファイト タクティクス』(以下、『TFT』)。16人の強豪プレイヤーがオンライン予選を勝ち上がって決勝大会に駒を進めた。ふたつのグループに分かれて準決勝を1戦ずつ戦い、上位4人ずつが決勝戦に進出。決勝戦は3戦の合計ポイントで争われた。

MIND MASTERS 2020 チームファイト タクティクス 決勝大会アーカイブ(Twitch)
高ランクのプレイヤーがズラリと揃った準決勝。誰が勝ってもおかしくはない!
MCは岸大河氏と、事前に行われた8名の吉本芸人による“MC争奪戦”で勝利を収めたエハラマサヒロ氏が務めた。『リーグ・オブ・レジェンド』の解説で知られるRecruit氏は解説者のひとりとして登場。
実況は、『リーグ・オブ・レジェンド』でもおなじみのeyes氏。解説のふたり目は、『TFT』の実力派プレイヤーでもあるBest 佐藤 JP氏。

準決勝グループA

【出場選手】
じーく(BLOCK A代表)
ぽこた(BLOCK B代表)
trotv(BLOCK C代表)
bobtzw(BLOCK C代表)
déesse(BLOCK E代表)
hanautaXpX(BLOCK G代表)
sobakotu(BLOCK G代表)
HiROKKtft(ワイルドカード代表)

 その試合のみに適用されるルール“ギャラクシー”は“略奪の惑星”(倒したチャンピオンがランダムで1ゴールド落とすことがある)。

 中盤までは、下位3名のHiROKKtft選手、ぽこた選手、bobtzw選手が“メカパイロット”狙いの中、ほかのプレイヤーも含めた激しいフィズの取り合いが続いた。アイテム運も悪く、5-2でbobtzw選手、HiROKKtft選手、5-5でぽこた選手が脱落してしまい、“メカパイロット”狙いのプレイヤーは全滅。

 そして、trotv選手は“流れ者”、“ブラスター”シナジー、“ダークスター”シナジーのdéesse選手が4位争いを続ける中、1位以下の体力が15を切る混戦状態に。

 6-5でhanautaXpX、déesse選手が同時に脱落したが、hanautaXpX選手が4位となり、決勝進出を確定させた。続く6-6でsobakotu選手がイレリア★3を達成し、1位で試合が終了。じーく選手、trotv選手も決勝戦進出を決めた。

【準決勝グループA結果】
1位 sobakotu
2位 じーく
3位 trotv
4位 hanautaXpX
5位 déesse
6位 ぽこた
7位 HiROKKtft
8位 bobtzw

準決勝グループB

【出場選手】
メカしかやらん(BLOCK A代表)
轟けdream(BLOCK B代表)
yusa(BLOCK D代表)
hinekura(BLOCK D代表)
靴職人(BLOCK E代表)
rionest(BLOCK F代表)
おさむらい(BLOCK F代表)
鈴木汚拓(ワイルドカード代表)

 ギャラクシーは“ノーマルゲーム”(効果なし)。

 グループAでは“メカパイロット”を狙った3名がとも倒れになってしまったが、こちらの試合でも“メカパイロット”を重視するプレイヤーが多い傾向にある、という注目の1戦。予想通り、多くのプレイヤーが序~中盤戦で“メカパイロット”のチャンピオンを抱え込んだ。

 序盤から調子のいいメカしかやらん選手は“サイバネティック“やブラスター”で3-5の段階でLv7到達。同じく連勝が続くおさむらい選手は“ダークスター”に一直線で3-6にLv7へ。“メカパイロット”を揃えるプレイヤーはなかなか現れない。

 そんな中、轟けdream選手が“メカパイロット”を揃えるも負けが続き苦しい状況に陥った。チャンピオンの引きが悪いhinekura選手は負けが込み、5-2で脱落することに。

 “ダークスター”シナジーを狙うプレイヤーが多く、ジンの奪い合いは激しかった。5-4で4位以下の体力は15の中、1位のメカしかやらん選手は体力71とダントツの多さ。5-5で鈴木汚拓選手、5-6でおさむらい選手、轟けdream選手が脱落し、決勝進出者4名が確定した。

 結局、6-5でメカしかやらん選手が高い体力を保ったまま1位でフィニッシュ。準決勝グループAと同じく、“ダークスター”シナジーを上回りやすい“サイバネティック”シナジーのプレイヤーが1位となった。

【準決勝グループB結果】
1位 メカしかやらん
2位 yusa
3位 靴職人
4位 rionest
5位 おさむらい
6位 轟けdream
7位 鈴木汚拓
8位 hinekura

決勝戦

【ルール】

  • 3試合を行い、順位ポイントがもっとも多い選手が優勝
  • 順位ポイントが同数の場合は各ゲームでの成績によって最終的な順位が決定
  • 各順位で得られる順位ポイントは以下の通り
    1位 10ポイント
    2位 8ポイント
    3位 6ポイント
    4位 5ポイント
    5位 4ポイント
    6位 3ポイント
    7位 2ポイント
    8位 1ポイント

ゲーム1

 ギャラクシーは“ギャラクティックアーモリー”(全プレイヤーが同じアイテムを獲得した状態でスタート)。

 “ギャラクティックアーモリー”で全プレイヤーにムダニデカイロッドがふたつ配布された状態でスタートした。準決勝とは打って変わって、“メカパイロット”のチャンピオンを買うプレイヤーはわずか。配布されたアイテムの影響もあってか、人気は“ヴァンガード”のチャンピオンだった。

 そんな中、メカしかやらん選手が念願の“メカパイロット”シナジーを達成。また、rionest選手は得意の“ソーサラー”シナジーを活かして連勝を重ねていった。そのふたりを抑えて1位を走るのは、“サイバネティック”シナジーのsobakotu選手。

 一方、4-3で7位の靴職人選手が早くもLv8に到達。sobakotu選手と同じく、揃えているのは“サイバネティック”のチャンピオンだ。かなりの接戦が続く中、ダメージが出しにくい構成になってしまったhanautaXpX選手が5-1で脱落。続けて、5-6でtrotv選手、6-1でyusa選手が体力が尽きた。

 6-3では、全員が体力20以下という混戦状態。ここでrionest、靴職人が敗れ、残りは3名。6-5で“宇宙海賊”、“メカパイロット”を揃えていたメカしかやらん選手が脱落。6-6での一騎打ちをsobakotu選手が制して1位、じーく選手が2位に。この試合でも、1位は“サイバネティック”シナジーのプレイヤーとなった。

【ゲーム1結果】
1位 10ポイント sobakotu
2位 8ポイント じーく
3位 6ポイント メカしかやらん
4位 5ポイント 靴職人
5位 4ポイント rionest
6位 3ポイント yusa
7位 2ポイント trotv
8位 1ポイント hanautaXpX

ゲーム2

 ギャラクシーは“宝の山”(すべてのミニオン、モンスターがオーブをドロップ)。

 “宝の山”ということで、1-4まででヴェインやマスターイー、シャコ、ランブルなどを獲得するプレイヤーが続出した。中でも、これまでの3試合とも“サイバネティック”が大暴れしていることもあって人気が集中。早々にレベルを5に上げる選手が続出し、高ゴールドのチャンピオン獲得を狙うプレイが目立つ展開に。 

 中盤戦、“メカパイロット”とビクターを揃えたメカしかやらん選手がトップを独走。順位は落としたものの、★2“ブレードマスター”を揃えたhanautaXpX選手は着々と逆転の体勢を整えていく。ほかのプレイヤーも“宝の山”効果で着々と戦力を増強し、終盤に向けて膠着状態が続いた。

 5-2で1位を継続中のメカしかやらん選手、“サイバネティック”を揃えた靴職人選手がレベル9に到達。5-4を前に、ラウンド1で1位、2位のsobakotu選手、じーく選手が瀕死の状態に陥ってしまうも踏ん張り、hanautaXpX選手とyusa選手、6-1でtrotv選手が脱落した。

 6-2でゼファーを活用したじーく選手がsobakotu選手を下し、続けてメカしかやらん選手も撃破し、1位に浮上。最後は、“メカパイロット”とビクターを有するrionest選手がドラフトラウンドでのゼファーの取り合いに勝ち、その影響もあってじーく選手の追撃を退けて1位に輝いた。

 大暴れを続けていた“サイバネティック”構成は4位、5位という結果になり、ゲーム3での構成選びに注目が集まる展開となった。

【ゲーム2結果】
1位 10ポイント rionest(累計ポイント14)
2位 8ポイント じーく(累計ポイント16)
3位 6ポイント メカしかやらん(累計ポイント12)
4位 5ポイント 靴職人(累計ポイント10)
5位 4ポイント sobakotu(累計ポイント14)
6位 3ポイント trotv(累計ポイント5)
7位 2ポイント yusa(累計ポイント5)
8位 1ポイント hanautaXpX(累計ポイント2)

ゲーム3

 ギャラクシーは“略奪の惑星”(倒したチャンピオンがランダムで1ゴールド落とすことがある)。

 じーく選手、sobakotu選手、rionsest選手が1位を取ると優勝が確定となるゲーム3。ギャラクシーが“略奪の惑星”ということで、序盤は“バトルキャスト”を集めるプレイヤーが多く見られた。また、アイテムを積極的に活用し、多くのプレイヤーが敵を倒すことを重視した構成に。少しでも多くゴールドを得ようと画策する動きが目立ち、とくに“宇宙海賊”を併用して連勝ボーナスも獲得し続けたメカしかやらん選手の活躍が光った。

 一方、順位ポイントランキング上位のsobakotu選手、rionset選手、じーく選手は、3-2の段階で6~8位と、なかなか活路を見いだせなかった。勝つことでゴールドを得やすい“略奪の惑星”での差を覆せるかどうかが気になる状況だ。順位ポイントランキング4位のメカしかやらん選手は順調に好位をキープし、早々に★2のビクターを完成させ、“メカパイロット”も集めきった。

 中盤になると、rionest選手がアッシュの装備を整えて順位を上げ、sobakotu選手も順位をじわじわ伸ばしていく。じーく選手はなかなか巻き返すことができず、5-1の段階で8位、体力も残り20になってしまい、そのまま5-2で敗退。順位ポイントランキングは混戦模様に!

 その後、しばらくバトルは続き、5-6でyusa選手、6-1でrionest選手、6-2でsobakotu選手、6-3でメカしかやらん選手が脱落。前の2試合の上位選手が軒並み下位に沈むという大荒れの試合を体力70残しで独走したのは、trotv選手。いったいランキングはどうなってしまうのか!?

【ゲーム3結果】
1位 10ポイント trotv(累計ポイント15)
2位 8ポイント 靴職人(累計ポイント18)
3位 6ポイント hanautaXpX(累計ポイント8)
4位 5ポイント メカしかやらん(累計ポイント17)
5位 4ポイント sobakotu(累計ポイント18)
6位 3ポイント rionest(累計ポイント17)
7位 2ポイント yusa(累計ポイント7)
8位 1ポイント じーく(累計ポイント17)

 3ゲームを終え、トップに輝いたのは靴職人選手! 3試合を通して1位は取れないながらも、すべてのゲームで高い順位をキープする安定感が光った。靴職人選手ご自身も試合が終了するまで1位だとは気づいていなかったようで、勝利者インタビューでは喜びを隠せない様子で「緊張せずにプレイできたことが勝利につながった」と語ってくれた。

 MCのエハラマサヒロ氏は「1位を取り続ける人がそのまま優勝するよりは、無理なところからの1位のほうが劇的で、シンデレラボーイって感じがしますよね」と興奮を隠しきれない様子。

 おとぎ話のシンデレラは魔女から与えられたガラスの靴をきっかけに幸せを手にした。だが、『TFT』のシンデレラはその名も靴職人。自分が作った靴で運命を手繰り寄せたのだ。

【最終結果】
1位 18ポイント 靴職人(平均順位3.3)
2位 18ポイント sobakotu(平均順位3.6)
3位 17ポイント メカしかやらん(平均順位3.6)
4位 17ポイント rionest(平均順位4で、じーく選手との直接対決により4位に)
5位 17ポイント じーく(平均順位4)
6位 15ポイント trotv
7位 8ポイント hanautaXpX
8位 7ポイント yusa

 優勝した靴職人選手には、賞金100万円に加えて、9月3日から開催される『TFT』世界大会“Galaxies Championship”への日本代表としての出場権が贈られる。勝機総額はなんと20万ドル。靴職人選手の世界戦での活躍にも期待しています!

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"職人" - Google ニュース
August 10, 2020 at 07:00AM
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