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Sunday, November 22, 2020

和傘の「ろくろ」用エゴノキを収穫 美濃で職人ら - 中日新聞

伐採したエゴノキを運ぶ参加者=美濃市片知で

伐採したエゴノキを運ぶ参加者=美濃市片知で

  • 伐採したエゴノキを運ぶ参加者=美濃市片知で

 和傘に欠かせない部品「ろくろ」の材料エゴノキの収穫が二十二日、美濃市片知の瓢(ふくべ)ケ岳新田の森であった。全国の和傘職人や林業関係者、県森林文化アカデミー(同市曽代)の学生ら五十人が汗を流した。

 ろくろは和傘の柄と骨をつなぐ木片。直径三〜四センチの円柱形で、刻まれた細かな溝に骨を差し込んで固定する。全国で唯一、長屋一男さん(70)=岐南町=の木工所だけが作っている。

 参加者はササをかき分けながら山に入り、ろくろに適した直径四〜六センチのエゴノキを大小合わせて五百本集めた。二月から長屋さんの後継者となるべく修業を重ねる近藤智弥さん(33)=岐阜市=は「山に入り現状を知ることで勉強になる。たくさんの人が関わっていることを実感し、意気込みが増す」と力を込めた。

 長屋さんは「後継者を育成できる最後のチャンス。気力や体力があるうちに引き継ぎたい」と話した。 (秋田耕平)

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