<白石・刈田ウイーク>撮ラベル/七ヶ宿・若手炭焼き職人 理想の炭日々研究
炭窯に木をくべる井上さん。1回の作業で約200キロの黒炭ができる
宮城県七ケ宿町の山中にたたずむ炭焼き小屋に白い煙が立ち上る。炎が上がる炭窯に向き合い、ナラの黒炭作りに没頭するのは、炭焼き職人の井上鎮夫さん(38)。
井上さんは5年前、地域おこし協力隊員として神奈川県から移住した。炭焼きを始めたきっかけは、ベテラン職人の新山弘さん(88)との出会いだ。「背筋をぴんと伸ばして山に入り、炭を焼く姿がかっこよかった」と井上さん。
煙の色や匂いを確かめながら行う炭焼きの作業は、経験と勘がものをいう。「匂いや煙が少なく、火持ちする炭を目指して日々研究しています」と汗を拭う。
製品は、道の駅や飲食店で取り扱われているほか、町内の自宅に妻(34)と開いた「もりのわ工房」で販売している。
町によると、昭和初期に町内に約950人いた炭焼き職人は現在、3、4人になった。井上さんは「技術を受け継ぎ、若い人にも伝えたい」と意欲を燃やす。
2020年12月09日水曜日
からの記事と詳細 ( <白石・刈田ウイーク>撮ラベル/七ヶ宿・若手炭焼き職人 理想の炭日々研究 - 河北新報 )
https://ift.tt/2VUbs3D
No comments:
Post a Comment