県は１９日、会津坂下町の八幡コミュニティセンターで「漆掻（か）き職人育成研修」の修了書交付式を行い、研修生が漆文化の継承などを誓った。
研修は会津流域林業活性化センターが県の業務委託を受けて行っており５年目。本年度は補永未帆さんと岩橋美琴さん、吉原友香さん、吾子可苗さん、滝沢徹也さんの５人が漆掻き職人の秋葉良栄さんらの指導で漆の採取や保管、道具の手入れを学ぶなど４回の研修と、１回の先進地視察に臨んだ。
式では吉田好幸県会津農林事務所森林林業部長が「本県の漆生産の後継者として熱意を絶やすことなく活躍してほしい」とあいさつした。木製の修了書を受けた研修生は「漆に対する気持ちが変わった」「今後も漆に携わっていく」などと感想を述べた。
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