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Tuesday, June 22, 2021

革製品にも使われる近江牛、職人「油分多くしっとり」「切り心地もええんですわ」 - 読売新聞

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 近江牛は革製品にも使われている。琵琶湖をイメージした青色の革でカバンなどを商品化したのは、牧場やレストランを経営する岡喜商店(滋賀県竜王町)と、革製品製造販売「Cogocoro(コゴコロ)」(近江八幡市)のタッグだ。

 「ぶ厚く油分が多くてしっとりしているから、切り心地もええんですわ」。近江八幡市の「あきんどの里」にある工房で、職人兼経営者の田中秀樹さん(47)が言う。使うほどに深い味わいが出る伝統技法「タンニンなめし」を施した革にナイフを当ててカット。しっかりした織りが持ち味の「高島帆布」と組み合わせた手作りのトートバッグは月に10~15個しか作れない。

 竜王町出身の田中さんはレーシングスーツなどを製造販売する会社勤めなどを経て2014年に工房を開設。物作りを観光事業にも生かしたいと、近江八幡を仕事の舞台に選んだ。

 「近江牛のレザー商品を作りたい」と竜王町商工会に声をかけ、紹介されたのが、小中高校の同窓で1年先輩の岡喜商店取締役、岡山和弘さん(48)。「大切に育てた牛を使い切りたい」という岡山さんの思いと合致し、牛皮を扱える業者を探して加工を依頼し、青色もきれいに入った。

 2年かけて商品化し、昨夏から販売を開始。岡山さんは「食べて終わり、ではなく、ずっと身につけ、持ち続けられる製品に生まれ変わった時は本当に感動した」と振り返る。

 同市の酒蔵跡を改装した複合施設「まちや倶楽部」に、滋賀の手仕事品を集めた店として19日に開いた「暦」でも販売中。トートバッグ2万~1万8000円、財布1万8000円(いずれも税別)など。田中さんは「牧場主とつながっている強みを生かし、滋賀発のブランドとして展開したい」と夢を描く。

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