北米大陸のほぼ真ん中に位置するコロラド州。どんな場所か、イメージをもたずに訪れてみたら、驚きました! 西海岸北部のポートランドのような空気を感じる州都デンバーに、セレブに人気の山リゾートや古き良き米国のヒストリカルホテル……。多面的な魅力があるコロラド州を、2019年に歩いてみました。(記事中の情報は、取材当時のものです)
晴れの日が多い、からりとした気候
ロッキー山脈のふもとに開けたコロラド州の州都デンバーは、標高1マイル(約1609メートル)の高地にあり、別名「マイルハイ・シティ」と呼ばれます。乾いた空気が空の青さを際立たせ、「年間300日が晴れ」と言われるほど好天が続きます。
こう天気がいいと、つい手にしたくなるのが、ビール!
デンバーは小規模な醸造所が手がけるクラフトビール作りがさかんです。カリフォルニア州のワイン名産地にあやかって「ビールのナパ・バレー」と呼ばれるほど。ビールのおいしさの決め手となっているロッキー山脈の雪解け水に、職人気質が加わって、個性的なクラフトビールが次々に誕生しています。
ブリュワリー(ビール醸造所)、ブリューパブ(醸造パブ)やタップハウスと呼ばれる飲み屋がデンバーだけで計70カ所以上、コロラド州全体となると300カ所以上を数えるとか。地元の人いわく、「ブリューパブでは上下関係はなし。犬を連れてきたってOK」。ここでは、ビールが日々の暮らしの潤滑油になっているようです。
そもそもデンバーはコロラド州にある世界的ビール会社、クアーズのおひざ元。けれど、この街にクラフトビール文化が誕生したのは1988年と、比較的最近のことでした。市長やコロラド州知事を務めたジョン・ヒッケンルーパー氏(2020年米大統領選の民主党候補に名前が出たことも)が「クラフトビールとは何か」を人々に伝えつつ、デンバーにおける草分けブリューパブのひとつ、「ウインクープ・ブリューイング・カンパニー」をこの年に創業したのです。
これがきっかけでクラフトビール人気に火が付きました。また、デンバーは「グレート・アメリカン・ビール・フェスティバル」の開催地でもあります。このフェスティバルでは、100前後におよぶ賞が授与されるため、「ビール界のオスカー」とも呼ばれています。
毎日200種が造られているとも言われる、デンバーのクラフトビール。どこへ行ったらいいのか、悩みそう。そんな時に道しるべとなるのが、インフォメーションセンターなどで配布されている「デンバー・ビア・トレイル」という小冊子。エリアごとにブリュワリーやブリューパブの情報が掲載されています。ウェブにも掲載されているので、チェックを!
からの記事と詳細 ( ロッキー山脈の雪解け水でクラフトビール天国 米コロラド州・デンバー(1) - 朝日新聞デジタル )
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