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Friday, July 9, 2021

AIバウム職人THEO(テオ)のバームクーヘン、コーヒーが飲み食べ放題に--7月末まで - CNET Japan

sanubaripanas.blogspot.com

 ユーハイムは7月9日より、東京・表参道にあるミシャラク表参道で、AIバウム職人THEO(テオ)の焼きたてバウムクーヘンと、AIを活用してその人の好みに合ったコーヒーを提供する「オートクチュールコーヒー」が食べ放題・飲み放題になるプランを開始した。7月下旬までの期間限定店舗で、営業時間は12時~18時。火曜日が定休日だ。

 食べ放題・飲み放題のプランは水・木・金のみ開催し、時間制限は60分。料金は2200円(税込)だ。通常料金は、オートクチュールコーヒーが1杯715円(税込)、バウムクーヘンプレート(オリジナル)バター&ホイップは550円(税込)。

焼きたてのバウムクーヘンとコーヒーが飲み食べ放題で料金は2200円(税込)。水・木・金のみ開催し、時間制限は60分
焼きたてのバウムクーヘンとコーヒーが飲み食べ放題で料金は2200円(税込)。水・木・金のみ開催し、時間制限は60分
東京・表参道にあるミシャラク表参道で開催。7月末までの期間限定店舗となっている
東京・表参道にあるミシャラク表参道で開催。7月末までの期間限定店舗となっている

 この期間限定店舗は、同社が考える「食のオートクチュール×テクノロジー」がテーマとなっている。

 THEOは、ユーハイムが開発した、AIを搭載したバウムクーヘン専用オーブンだ。職人が焼く生地の焼き具合を、各層ごとに画像センサーで解析することで、その技術をAIに機械学習させデータ化して、無人で職人と同等レベルのバウムクーヘンを焼き上げる。

 ベテランの菓子職人のほか、ロボット工学の研究者、AIの専門家、デザイナーらの協力により、5年がかりで生み出したという。

ユーハイムが開発した、AIを搭載したバウムクーヘン専用オーブンTHEO
ユーハイムが開発した、AIを搭載したバウムクーヘン専用オーブンTHEO

テクノロジーで職人のバウムクーヘンの味をどこでも再現

 今回の店舗に登場するTHEOのレシピは、ドイツやオーストリアで修行を重ね、ユーハイムで長年バウムクーヘンの焼成を行ってきた熟練の職人、杉浦寛幸氏によるもの。

 ユーハイム 代表取締役社長の河本英雄氏は今回の取り組みについて、「焼きたてのバームクーヘンは、工場の中でしか食べられない特別なもの。でも、職人は焼きたてのバームクーヘンを食べてもらいたいという思いがある。THEOが画像解析とAIで職人のこだわりをデータを学習することで、いつでもどこでも誰でも焼きたてが食べられるようになる」と説明する。

ユーハイム 代表取締役社長の河本英雄氏
ユーハイム 代表取締役社長の河本英雄氏

 THEOはAIによる学習機能により、さまざま職人たちのもとに“弟子入り”して修行することでさまざまな技術を持つTHEOを生み出せる。THEOの弟子入り1号店は栃木県にある街の和菓子店「蛸屋」で、半年の修行期間を経て5月からTHEOを活用したフードトラック事業がスタートしている。蛸屋に続き、弟子入り2号店が夏をめどに公開予定だ。

川田テクノロジーズの技術協力によりユーハイムが開発したオートクチュールコーヒー
川田テクノロジーズの技術協力によりユーハイムが開発したオートクチュールコーヒー

 オートクチュールコーヒーは、川田テクノロジーズの技術協力によりユーハイムが開発した。ヒト型協働ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)」(カワタロボティクス製)が「オートクチュールコーヒー」のクレバーコーヒードリップでコーヒーを淹れる様子を見られる。

手元に左右一つずつ計2つのカメラ。そのほか顔の部分にも2つカメラがある
手元に左右一つずつ計2つのカメラ。そのほか顔の部分にも2つカメラがある

 利用者は専用アプリをダウンロードし、アプリの項目に沿って「今日の午後は何をしている?」などの質問に答えると、AIによる最適な1杯が提案される。なお、6種類のベースコーヒーをもとに最大414種類のブレンドバリエーションがあり、その選定はミカフェートが協力している。

アプリから質問に答えていくとおすすめのコーヒーが提案される
アプリから質問に答えていくとおすすめのコーヒーが提案される

 また、飲んだ感想をアプリからフィードバックすることで、アプリからの提案の精度は高まり、より「自分好みの味」に近づいていくしくみだ。お気に入りの一杯には名称をつけて保存し、QRコードを提示することで再オーダーができる。

アプリからコーヒーの配合をQRコードで読み取ると、コーヒーサーバーから自動で配合される
アプリからコーヒーの配合をQRコードで読み取ると、コーヒーサーバーから自動で配合される

 こうしたオートクチュールコーヒーは、河本氏がフランスで経験したワインの選び方からヒントを得たという。

 「フランスに住む人は、“自分のワイン”をいくつも持っている。その中から今日はこれにしよう、プレゼントするならこれにしよう、と選ぶ。それは買い方に理由があり、フランスの一番多いワインの買われ方はマルシェのワインショー。売り方は、250本ぐらいある中から3回ぐらい試飲を繰り返しながら、その人合ったワインをすすめる。買う側もそうして飲み続けていくことで、高いからとか、いいブランドだからということではなく、自分の体にあったものがわかる」(河本氏)

オートクチュールコーヒーで使用するコーヒーは6種類。ミカフェートのコーヒーを使用している
オートクチュールコーヒーで使用するコーヒーは6種類。ミカフェートのコーヒーを使用している

 オートクチュールコーヒーも同様に何杯も飲むことで、好みが見つけられるようになる。今回のプランを利用することで、焼きたてのバームクーヘンとともにお気に入りのコーヒーを見つけてほしいと語った。

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