
シリーズ累計50万部のベストセラー『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』の最新版『LIFE SHIFT2(ライフ・シフト2):100年時代の行動戦略』がついに発売された。 『ライフ・シフト2』では、100年時代を生きる日本人の不安に応えるアドバイスだけでなく、政府、企業、教育機関がなすべきことを取り上げ、社会全体で100年人生にどう向き合うかを指摘している。 本書を「日本人の成熟」を促すきっかけになりうる書と語る作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏に話を聞いた。その前編をお届けする。
■なぜ「年齢マウンティング」が多いのか 前作『ライフ・シフト』は、専門的な記述が多い印象でしたが、今作の『ライフ・シフト2』は、わかりやすい行動指針が多く書かれていて、非常に現実的で、実践的な内容になっています。 とくに、「年齢の捉え方を変えなければならない」という指摘が印象に残りました。いまの60歳は、昭和初期の頃の人との比較で言えば、見た目も精神年齢も40代ぐらいに見えるのではないでしょうか。実際、60歳で還暦、40歳で不惑だと言われても実感がない人も多いでしょうし、そういう古い区分で捉えるのはもうやめたほうがいいかもしれません。
年齢でマウンティングする人は今も昔もたくさんいます。若いことを自慢して年長者を「老人」扱いするマウンティングもあれば、逆に40代ぐらいの人が、より若い世代の人に抑圧を加えるのもよく見かけます。そういう人を観察してみると、どうも自慢できることが「年齢」ということしかないようなのです。 僕は、東京、軽井沢、福井の3拠点生活をしていますが、軽井沢は大企業の経営者など金持ちが多く、団塊の世代の別荘族がいたりします。ここでは、定年退職をした身であるにもかかわらず、「元〇〇商事部長」といった名刺を出すご老人に出会うことがあります。
確かに昭和の時代には、名刺交換をして、相手の企業規模や肩書きを見て、どちらが上かを瞬時に判断するということがありました。 一方、福井の漁村で出会う人たちは、自分の好きな畑いじりができればいい、いい魚がとれればそれでいいという感じの人が多い。彼らは80歳ぐらいになっても楽しそうで、顔立ちも穏やかです。世の中をヒエラルキーで捉えてきたか否かの違いは大きいですね。 古い価値観が残る世代ならいざしらず、40代で年齢マウンティングする人が多いのは、社会の不安の現れではないかと僕は思います。
からの記事と詳細 ( 「社内政治」部長より「3年転職」職人が成功する訳 「人生100年時代」は「年齢や肩書き」で威張るな(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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