
「親ガチャ」という言葉がネット上で流行している。子どもは親を選べず、ガチャガチャ(カプセルトイ自動販売機)のように運要素が強い――。たいていは親のせいで人生が困難に陥っているという文脈で使われるが、そこから派生して「上司ガチャ」まで登場。そこで、上司に恵まれない部下たちの「上司ガチャ失敗談」をお届けする。 今回は、体育会系のイメージもある職人の世界をのぞいてみよう。
大卒で鳶職に。上司のその日の“気分”に左右される
西日本にある足場屋で働く佐藤新さん(仮名・20代)は大学卒業後、鳶職人として働いている。なぜ大卒で鳶職人を選んだのか。その理由は2つあるという。 「1つ目は、社長が面白そうだったから。これが入社の決め手となりました。2つ目は、もともと職人に憧れていたからです。腰にたくさんの道具を付けて屋根の上でバリバリ働く姿。それは幼い頃から就職活動のときまで変わりませんでした」 そして某工務店に就職した佐藤さんだったが、入社1週間後に現実を知る。
怒声が飛び交う現場
「遅いって!」 その怒声は佐藤さんに向けられたものだった。 「朝、みんなが現場に歩いて行きます。自分は慣れない手つきで腰に道具を付けながら歩いていたのですが……。うまく付けることができず、ようやく付けられた頃には先輩たちとの距離が離れていました」 ダッシュで先輩たちの元に辿り着いた佐藤さん。しかし上司のSは機嫌が悪かった。事あるごとに怒られる。 「上司は『気分屋』で、その日によって私たちは左右されます。あるときは『はよせえや!』と偉そうに命令する。またあるときは、スキップしながら『佐藤さ~ん』と慣れ慣れしく名前を呼んできます」
「このクソボケ!」「ノロマ!」
部下たちは上司Sのパワハラに悩まされていた。ある現場では、機械音がすさまじく、マスク着用のうえで作業していた。 「当然、声は通りにくい状況でした。同僚たちは必死に指示を聞き取ろうとしていました。何度か聞き返して、ようやく『コンパネ』とか判別できるのですが、Sの場合は『このクソボケ!』『ノロマ!』などの言葉が飛んできます。返事をしても『返事せえや!』。体育会系の仕事とは分かっていても、もはや意地悪としか思えません」 それでも少しずつ仕事に慣れてきた佐藤さん。現在は「また赤ん坊が駄々をこね始めた」くらいの気持ちで聞き流すことにしているそうだ。 「もう社長に気に入られて出世するしかありません。がんばります」
からの記事と詳細 ( 「このクソボケ」「ノロマ」怒声が飛び交う現場。職人の上司ガチャ失敗談(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3o0fMfu
No comments:
Post a Comment