全国的にも珍しい「外国人の麺打ち職人」に密着。
そこには国を超えた人と人との絆がありました。
うどん発祥の地とも伝えられる福岡。
名店と呼ばれる店は県内の各地にありますが、福岡県粕屋町にも地元では有名な、あるうどん店があります。
「僕は好きなうどんですね」
「今までで一番美味しいと思います」
「すごく美味しいです。他では食べられないような感じですね」
「官兵衛うどん」
「官兵衛」
「官兵衛」
粕屋町に店を構えて42年の「官兵衛うどん」。
連日、大勢の人が訪れています。
定番のごぼう天うどんに、丸天うどん。
手打ちの麺はコシがあり、クセになる美味しさです。
その麺を作り出す職人の一人がこちら…
アメリカ出身のロブさんです。
いつから麺打ち職人を志したのでしょうか?
「12年前ぐらい」
うどんの魅力にほれ込んで、もう「12年」にもなるというロブさん。
その丁寧な仕事ぶりに、職人仲間も…
「真面目でしょう、日本人みたい、キッチリするキレイに並べるでしょ」
こう、一目置かれる存在。
味の感想を、利用客に聞くと?
「美味しかったですねコシがあって」
「外国人が打つうどんは?」
「最初はびっくりしたけど」
「味は変わらなくて、上手に教えてるから美味しいよ」
さらに店が込み合う時には厨房も任されうどんのほか、どんぶりなどの調理もこなします。
そんなロブさんに麺打ちのいろはを教えたのは、店主の小川さんです。
しかしどのような経緯で、ロブさんはうどん職人になったのでしょうか?
「最初私はお客さん、店長といつも一緒に話して」
「一緒に仕事しますか?」
「バイトでいいですか?」
「仕事もないので私の奥さんは「どうぞ!どうぞ!うどん作って下さい」
キッカケはなんと店主の「スカウト」だったんです!
ロブさんは「福岡」出身の正美(まさみ)さんとアメリカの大学で出会ったあと、日本で暮らすようになり、客として訪れていた「官兵衛うどん」で声を掛けられたのがきっかけでした。
「中学卒業して住み込みで働きに行った。見ず知らずのところに働きに行くことと同じ状態で外国から遠い日本に来て寂しい思いをしているのでは」
自身の経験と重なり、外国人を見ると人助けをしたくなるという小川さん。
現在はロブさんのほか、モンゴル出身のザヤさんを接客スタッフとして採用するなど、これまでに何人もの外国人を雇ってきました。
今では、うどん職人として信頼も厚いロブさんですが、過去にはどんな苦労があったのでしょうか?
「一番難しいのは、切ること。切るにはテクニックがいる」
「作ってみて太いとか薄いとかあるので最初のころは厳しくいかないといけない、商品に出来ないよといって、持って帰らせて」
「毎日持って帰ってた」
今では日本人顔負けの丁寧で正確な仕事ぶりで、小川さんも太鼓判を押しています。
「すべて任せてます。ロブの打つ姿を見たらお客さんが「すごいね!職人やね!」」
「彼がほめてもらえると僕がほめてもらえたような、嬉しいですよ」
麺職人としてはもちろん、メニュー作りにも参加。
それが…
麺もスープも真っ黒な、驚きのうどん。
柔軟な発想から誕生したメニューは、店の名物となっています。
そんな中、夜の営業時間中に行われていたのは…。
「Maybe September~」
「英会話」です。
「きっかけはロブさん。ロブさんが来てロブさんともっと知り合うため、英会話を僕は習いに行ったんですよ。ロブと二人で宿題の回答をしていた。」
ロブさんとの出会いがきっかけで、店はうどんを食べながら英会話を学べるスペースとしても開放されているんです。
ある日の夕方…。
「こんにちはまゆみです」
店にやってきたのは、ロブさんの一人娘まゆみちゃん。
一家は店主の小川さんと家族ぐるみの付き合いで、こうして店でうどんを食べることが日課です。
「どんな?おいしいですか?赤ちゃんの時からずっとやけんね、大きくなりましたよ」
職人歴12年、ロブさんにとってうどん作りとは?
「嬉しい。たぶんずっとこっちかな?店長がお店辞めるお店閉める、それだけはやめて!」
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February 19, 2020 at 01:00PM
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「アメリカ出身うどん職人」に密着! 職人歴は12年 地元で愛される味作り 福岡県(TNCテレビ西日本) - Yahoo!ニュース
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