卒業生を代表して答辞を述べる金丸涼花さん=能美市泉台町南で |
県立九谷焼技術研修所の卒業式が十九日、能美市泉台町南の同所であり、二年または一年の養成課程を終えた本科と研究科の十二人が晴れの門出を迎えた。
松本毅所長が一人ずつに卒業証書を手渡し「職人としての苦労はこれからも続く。感謝は未来形であることと、上品なふるまい、そして5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を忘れず、九谷焼の世界での成功をお祈りする」と述べた。
卒業生を代表して研究科の金丸涼花(かなまるすずか)さん(25)=金沢市西金沢=が答辞を述べ、「研修所で学んだことを胸に、卒業生一同、精進していきます」と誓った。
九人は市内外の窯元などに就職し、三人は研究科へ進んで技術習得に励む。小松市内の製陶所に就職する金丸さんは「職人としてスタート地点に立ったばかりなので、素地師の下で成形を勉強し、腕に技術を付けていきたい」と意気込みを話した。(平井剛)
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March 20, 2020 at 10:29AM
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職人へ 決意の門出 九谷焼技術研修所卒業生「精進する」 - 中日新聞
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