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Sunday, April 12, 2020

【人語り】イロハクラフト代表・千葉健司さん(39) 「象徴復活」で街ごと再生 - 産経ニュース

復活したアメリカヤの前に立つ1級建築事務所、イロハクラフト代表の千葉健司さん=山梨県韮崎市中央町(渡辺浩撮影)
復活したアメリカヤの前に立つ1級建築事務所、イロハクラフト代表の千葉健司さん=山梨県韮崎市中央町(渡辺浩撮影)

 かつて山梨県韮崎市を代表する建物だった「アメリカヤ」が廃虚同然の空きビルから復活して2年を迎えた。リノベーションした1級建築士事務所「イロハクラフト」代表、千葉健司さん(39)は、アメリカヤの再生を機に商店街全体ににぎわいを取り戻すことを目指している。(渡辺浩)

 20年余り前、韮崎高に電車通学していたときに韮崎駅から見えた「アメリカヤ」の大きな看板は、私の青春の思い出でした。

 アメリカヤは星野貢さんという方が昭和42年に建てた鉄筋コンクリート5階建てのビルです。戦時中にシンガポールで見た建物をイメージしているので、1階がアーケードの騎(き)楼(ろう)建築にも似た南方風の造りです。

 当時は1階が食堂、2階が喫茶店、4、5階は一時期旅館でした。地下300メートルの鉱泉を使ってアイスキャンディーを作って、星野さんがオープンカーで移動販売していました。

 学生や家族連れでにぎわい、韮崎のシンボル的存在だったのですが、星野さんが平成15年に亡くなった後は空きビルになり、韮崎の駅前は元気がなくなっていました。

 私は京都で建築を学んだ後、山梨に戻り、韮崎に設計事務所を構えましたが、「アメリカヤを複合施設として復活させられないか」とずっと考えていました。

 すると、思いが人づてに伝わり、建物を相続した息子さんにお会いすることができました。管理に困り、解体を考えていたそうです。私は思いの全てを伝えました。それが届き、さびた鈴の付いた裏口の鍵を貸してくださいました。

 30年4月8日、アメリカヤはカフェやDIYショップなどが入居する複合ビンテージビルとして15年ぶりに復活を遂げました。アメリカヤが再生したことで県内外から多くの人が韮崎にやって来るようになり、地域の方々が喜んでくれました。それを機に建物単体ではなく、商店街の「エリアリノベーション」を意識するようになりました。

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