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Sunday, April 5, 2020

ひと ゆめ みらい>地元に愛され快進撃 大田区唯一のクラフトビール醸造所・鈴木祐一郎さん(47)=大田区:東京(TOKYO Web) - 東京新聞

「食事に合う多様なクラフトビールを造り続けたい」と話す鈴木祐一郎さん=大田区多摩川で

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 大田区の専門学校と連携し、区立池上梅園の梅から酵母を採取し醸造させたクラフトビール「山のかほり−池上梅園」を昨年秋に商品化した。銭湯の黒湯をイメージした「黒湯ビール」も話題になるなど地元に愛され快進撃を続けている。

 羽田空港をイメージしたラベルの「羽田ペールエール」、IPA、ヴァイツェンが定番だ。ペールエールと梅ビールは、大田区を代表するお土産「大田のお土産100選」に選ばれた。

 「初めての方も、常連さんも安心して飲んでもらえるよう仕上げた」と鈴木さん。

 東京農業大学醸造科出身で、学生時代の欧州旅行でクラフトビールのおいしさと多様さに夢中になった。卒業後は大手メーカーで地ビール工場造りに携わり独立。ワイン輸入のコンサルティングや社会保険労務士などを経て二〇一四年十二月に、「東京産のクラフトビールを造りたい」と念願の醸造所を立ち上げた。

 羽田を名乗るが、多摩川近くの元町工場が醸造所だ。醸造タンクの設置や配管など、ほぼ一人で完成させ、世界に羽ばたくクラフトビールに、と願いを込めて命名した。

 当初は、醸造設備などを持たない飲食店や商店街などが、自社ビールを提供できるようにと製造を請け負った。ご当地ビール「池上ビール」「六郷ビール」などを造り評判を呼び、一七年秋に、瓶詰「羽田ブルワリー」の販売を始めた。

 地元とのつながりを強く持ちたいと、梅ビールの誕生につながった専門学校との産学連携は自ら呼びかけたほか、区内で収穫した麦やサンショウを使ったビールを醸造した。一八年春から区内の障害者支援施設に、ビール瓶のラベル貼りの依頼を続けている。

 区内の自宅から自転車で工場に通い、商品開発や営業などをこなす。四月から専門学校卒業生を採用するなど、年々規模が拡大。昨年春には、商社との合併・買収(M&A)で設備投資があり、年間約六十キロリットル生産できる体制になった。

 コロナウイルスの感染拡大で影響を受けるが、新しい挑戦を続ける。昨年末に取得したリキュール免許を活用し、「東京産ユズやサンショウなどを使い、クラフトジンや食品の原材料作りにも挑戦したい」と力を込めた。(市川千晴)

      ◇

 福島県郡山市出身。羽田麦酒のビールを飲める店は、羽田バル(大田区西蒲田)とブリューラウンジ市ケ谷(千代田区九段北)など。都社会保険労務士会品川支部長としても多忙で、コロナウイルスによる影響を受けた中小企業向けの融資相談でも活躍する。

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