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Saturday, June 13, 2020

『マイクラ』がハクスラに!『Minecraft Dungeons』強さを求めて戦うのが楽しすぎる(エムオンプレス) - Yahoo!ニュース

先日11周年を迎え、総販売本数はなんと2億本を突破した『Minecraft』(以下、『マイクラ』)。ブロックを自由に置いて世界をカスタマイズしていく、サンドボックスゲームの金字塔だ。そんな『マイクラ』のスピンオフ作品『Minecraft Dungeons(マインクラフト ダンジョンズ)』がついにリリースされた。はたしてどんなゲームに仕上がっているのか。その魅力に迫ってみたい。 【写真】『Minecraft Dungeons』プレイ画面 文 / 板東篤 ◆『マイクラ』と世界設定を共有したアクションの感触 もはや説明不要の人気作『マイクラ』。ゲーム本編の売り上げは2億本(!)を突破し、その人気は留まるところを知らない。ゲームのみならずぬいぐるみや消しゴムといったグッズにも展開を見せ、着々と『マイクラ』ユニバースを広げていることも見逃せない。昨今では関連ゲーム、いわゆるスピンオフ作品に注力しており、昨年には拡張現実(AR)ゲーム『Minecraft Earth』が登場したのは記憶に新しいところ。そんな『マイクラ』の新たなスピンオフ作品が『Minecraft Dungeons』だ。 本作は、『マイクラ』の世界設定をベースとした斜め見下ろしタイプのアクションゲーム。狭義としては、『Diablo』シリーズに代表されるハック&スラッシュタイプといえる。そう、『マイクラ』なのにクラフト要素はまったくなく、純粋なアクションゲームとして仕上げてきたのだ。 まずは、そんな『Minecraft Dungeons』のストーリーを紹介しよう。仲間はずれにされた邪悪な村人が復讐のためにさまよい続け、“支配のオーブ”を発見する。オーブの力を手にした邪悪な村人は“邪悪な村人の王”となり世界を征服していく。その邪悪な村人の王に立ち向かう者こそが、主人公である英雄というワケだ。 主人公は名前や職業などはなく、スキン(外見)だけ変更可能。基本操作は左スティックで移動、あとは近接攻撃と遠距離攻撃を行える。ちょっと特殊なアクションとしては、体力を回復できる“回復のポーション”と緊急回避がボタンに割り当てられている。さらに、アーティファクトという特殊なアイテムを身につけると行えるアクションも存在する。このアーティファクトについては少々複雑かつキモとなるシステムなので、あとでくわしく解説する。 本家『マイクラ』はほぼ無限の広さを誇るランダム生成のオープンワールドが舞台であったが、本作はステージ制を採用。拠点となるキャンプから冒険するステージを選択し、各ステージでモンスターを倒しつつ先に進み、ときおり出される目標を達成してゴールまでたどり着けばクリア……と、とてもシンプルな作りになっている。 では、ゲームシステムをくわしく見ていこう。今回は、Xbox One版のスクリーンショットを用いて記事を解説していく。余談だが、本作は先日日本でサービスがスタートしたXbox Game Passに対応している。Xbox One版またはWindows 10版で遊びたい人は、このサービスの導入も一考してみるといいだろう。 ◆強化要素はハック&スラッシュのセオリーを抑えた仕組み 各ステージではバトルが中心で、クリアに必要な謎解き要素はとてもライトなもの。本作の主となる魅力は、主人公の強化とその結果を確かめられるバトルにある。 そんな主人公の強さは、ほぼ装備で決定される。本作では近接武器、遠距離武器、防具、そして3つのアーティファクトの装備が可能だ。近接武器は剣や斧など本家『マイクラ』に登場したものから、二刀流で戦えるダガー、薙刀のようなグレイブなど本作オリジナルのものまで幅広く登場。各々で攻撃モーションが異なり、攻撃範囲や攻撃速度なども変わるため、さまざまな武器を使い分ける楽しさを味わえる。同じ名称の武器でもゲームを進めるとより攻撃力が高いものが登場したりするため、気に入った武器種のみを使い続ける職人のようなプレイも可能だ。 遠距離武器は大きく分けて弓系とクロスボウ系があり、弓系は長く引き絞ると与えるダメージが大きくなるという特徴がある。対してクロスボウは引き絞るギミックはなく、常に一定のダメージで攻撃できるが基本ダメージが弓より低めといった感じだ。このあたりの仕様は本家『マイクラ』っぽく、ファンには嬉しくなる仕上がりといえる。 こうした装備には特殊能力が付いていることがある。たとえば防具“降霊のオーブ”は移動速度が15%上昇する効果が付いており、“乱射のクロスボウ”は一度に矢を3発発射できる。単に攻撃力や守備力だけでなくこうした特殊能力も考慮しつつ自分好みの装備を選んでいくのが、本作ひいてはハック&スラッシュ系の醍醐味といえる。 装備はさらに『マイクラ』でお馴染みのエンチャントを行い、強化することも可能。ただし、その仕様はオリジナルとは大きく異なる。まず装備にはエンチャントのスロットが3つあり、それぞれに最大3種類のエンチャントがランダムで付けられている。主人公は1レベルごとにエンチャントポイントを1得られ、このポイントを割り振ってエンチャントの効果を発動、強化させていくという仕組みだ。ただし、各スロットではひとつのエンチャントしか選択できないため、どの効果を発動させるのか武器ごとに少々悩むことになるだろう。 エンチャントは効果が強烈なものが多く、ぜひ活用したい要素のひとつ。個人的に気に入っているのは、防具に付くことがある“ポーション バリア”。これは回復のポーションを使用したとき、最大で9秒間は受けるダメージを90%軽減するというもの。敵の攻撃力が高く、また出現数が多い本作にとって、たった数秒でも被ダメージを大きく減らせるのはとても役立つ。ほかにも、敵を攻撃すると30%の確率で敵同士を鎖でつなぎ数秒間動けなくする“チェーン”、一定確率で矢が補充される“無限”など内容はさまざまだ。先ほどの特殊能力に加え、好みのエンチャントが付いた装備を探すトレジャーハント的な要素も楽しめる。こちらもハック&スラッシュでは中心かつ重要な要素で、しっかり王道を抑えた作りとなっている。 一度付けたエンチャントは解除できないが、装備を通貨となるエメラルドに変換する“回収”(一般的な売却にあたる)を行うことで、その装備に使用したエンチャントポイントが戻ってくる。本作は主人公の強さが装備のみで決まるため、装備をガンガン更新しながら進めていくことになる。エンチャントポイントは貯めておかず、今使っている装備につぎこんでしまっていい。新たな装備を入手できたら、使っていた装備を回収してエンチャントポイントを取り戻し新たな装備につぎ込む、というサイクルで強化していくのがおすすめ……というか基本スタイルだろう。 本作にはもうひとつ、アーティファクトというものが存在する。花火の矢、釣り竿、上質な小麦などちょっと変わった装備アイテムがこのカテゴリにあたり、それぞれ特殊能力を所持している。アーティファクトは3つまで同時に装備でき、対応するボタンを押すとそのアーティファクトを使用して効果が発動するといった仕組みだ。スキルや特殊攻撃が存在しない本作において、このアーティファクトこそが他のゲームにおけるスキルや特殊アクション的な役割を果たしている。 その効果だが、たとえば花火の矢は次に撃つ矢がロケット花火となり、敵に当たると爆発して範囲ダメージを与える。上質な小麦は一緒に戦ってくれるラマを召喚する。ほかにも敵を引き寄せて一瞬行動不能にする釣り竿、移動速度が一定時間アップする俊足のブーツなど、攻撃のみならず召喚や移動までその効果は多岐に渡る。アーティファクトは何度でも使用できるが、こちらも回復のポーションなどと同じように使用するとクールタイムが発生するため、使用するタイミングは見極めたい。 ◆序盤を超えたら難度と楽しさが急上昇! 実際のプレイについて触れていこう。バトルの基本は近接攻撃ボタン長押しによる連続攻撃と、弓系の武器による遠距離攻撃を使い分けつつ戦うというシンプルなスタイル。特に序盤は装備やアーティファクトが充実しておらず、敵の数も少ないため基本攻撃のみで進んでいくことになる。ステージ中のギミックもあまり多くなく、敵をさばいて檻に近づき村人を助け出すなど簡単な内容が多いため、「シンプルというよりは、ちょっと単調だなあ」というのが正直な感想だ。 しかし、3ステージ目あたりから徐々に様子が変わってくる。まず本作は敵の攻撃力のインフレが激しく、被ダメージがどんどん高くなっていく。いい装備に切り替えても、序盤と同様に何も考えず敵に近づき近接攻撃で殴り合うプレイスタイルだとあっという間に体力が削られてしまう。一方で主人公はそれなりにエンチャントポイントが貯まってくる時期で、さらに装備やアーティファクトも充実し始めるタイミング。つまり、できることが増え始めているワケだ。そこで、現状はどの装備が自分にとっての最適解なのか考えたり、リーチが長い武器に替えたり、付けるエンチャントを本格的に考えてみたり、敵に一撃与えたらすぐに後退を繰り返すヒット&アウェイ戦法を試してみたりと、いろいろ試行錯誤し始めるのだがこれがとても楽しい。新しいエンチャントが出たら効果を試したくなるし、見たこともない武器をゲットしたら使い勝手が気になるところ。それを確かめるべく新たなミッションに挑むようになり、どんどん本作の魅力にハマっていくワケだ。 試行錯誤を繰り返してもラスト間近のステージからは、はっきり「難しい!」と言えるほどの難度で攻略にかなり苦労するはず。筆者もラストステージは4回ほどゲームオーバーとなってしまった。このような戦いで筆者がたどり着いた攻略法は、遠距離攻撃を主体とするスタイルだ。本作では近づくと逃げるスケルトン、当たると動けなくなる糸を遠くから吐き出してくるクモ、近づくと爆発するクリーパーなど近接攻撃では対処しにくいモンスターも多い。遠距離武器はそんな敵に効率的な対処をできるのが大きな魅力。ボスも接近せず攻撃できるため、攻撃を受ける機会が減ってより楽に対処できるだろう。ただし敵の数が大幅に増える後半のステージは、遠距離武器だけで戦うと道中で矢を使い果たしてしまうことも多い。ボス戦に備えて道中では矢の消費を抑えるために近接武器で戦う、といった戦略も考える必要がある。この場合は敵を少しずつおびき寄せて各個撃破を狙い、ダメージを受けたら敵がいない場所まで下がって回復のポーションのクールタイムが終了するのを待つなど実践。この戦いかたは時間がかかるが、万全の状態でボス戦に挑みたい場合に有効だ。 というわけで遠距離攻撃に目覚めた筆者だが、一度に3本の矢を発射する“乱射のクロスボウ”を愛用中。単発ダメージは少々低いが、多くの敵を一度に攻撃できるのは魅力。敵に近づいて攻撃すれば3発全て当てることも可能で、当然その場合は大ダメージを与えられる。おまけに3本撃っているにもかかわらず、矢の消費本数は1本とコストパフォーマンスも優れている。さらにアーティファクトの花火の矢を使うと発射する3本の矢すべてがロケット花火となり範囲攻撃能力も強烈だ。装備のチョイスやエンチャントの魅力は先に語ったが、さらにこれらの能力を組み合わせて考えるのがサイコーに楽しい。本作ならではのおもしろさと言えるだろう。 そんな感じで苦戦しつつもゲームを進め、クリア。序盤こそ少々退屈に感じられたものの中盤から面白さが跳ね上がり、終盤では「これはおもしろい!」と言えるほどにハマってしまった。ただし、ボリュームがあるとはお世辞にも言えず、クリアまで5~6時間ほど。エンディングまでサクッと楽しみたいという人にはいいかもしれないが、ゲーマー的には物足りなさを感じることだろう。 しかし多くのハック&スラッシュ作品がそうであるように、本作もクリア後に難度を変更することができる。ハック&スラッシュにおける難度調整後のプレイは一般的なゲームのいわゆる2周目、3周目に当たるもので、本作でも難度を上げることでさらに強力になった敵、より能力が高いドロップ品の数々が待ち受けるステージにチャレンジできる。ハック&スラッシュでは1周クリアしてからが本番といっても過言ではないのだ。そういう意味では、本作はまだまだ楽しめる魅力を秘めている。 ここまで説明して、不満に感じたポイントを少々。本作は説明書がなくヘルプも非常に少ないため、少々不親切に感じる場面が多々あった。たとえば、エンチャントポイントを回収できることも実際に試して理解できたシステムだ。主人公のパラメーターの詳細が表示されないのもやっかい。現在の最大HPは具体的な数字が表示されないため、防具に“HP+111”という追加効果があってもこの量が多いのか少ないのかわからない。主人公にある“パワー”というパラメーターについても何も解説がなく、おそらく“主人公の総合的な強さを表す数字”だろうと思うのだが、筆者の予想でしかない。このあたりの情報はしっかり教えてほしいところだ。 本作をひととおりプレイして感じたことは、本家『マイクラ』と世界設定を共有していることが単純に嬉しい。ブロック単位で構成されたマップ、スケルトンやゾンビ、クリーパーなどお馴染みの敵など『マイクラ』らしさをそこかしこに感じられる作りになっており、ファンには満足のポイント。異なる点と言えば、明確なストーリーと目的があることだろう。『マイクラ』はさまざまな遊びかたが楽しめる作品だが、何をするかは自分で見つけなければならない。そのため世界設定に魅力を感じつつも「何をしていいのかわからない」とプレイを止めた人もいることだろう。本作はやるべきことが明確なので、『マイクラ』の自由度が肌に合わなかった人にもおすすめできる。逆にクラフト要素はまったくないので、クラフト要素を中心に楽しみたい人には不向き。そういう方はオリジナルの『マイクラ』で遊ぼう。……といった所感で今回の記事は終了。次回はより高難度(2周目)のプレイと、マルチプレイについて触れていきたい。 (c) 2020 Mojang Synergies AB. All Rights Reserved. Minecraft, Minecraft: Dungeons, and the Minecraft logo are trademarks of the Microsoft group of companies. 『マイクラ』がハクスラに!『Minecraft Dungeons』強さを求めて戦うのが楽しすぎるは、WHAT's IN? tokyoへ。

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June 12, 2020 at 04:18PM
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