国登録有形文化財に指定されている香美市の「渓鬼荘」で屋根の葺き替え作業をする川上義範さん=左端=ら (5月、香美市香北町)
新たな活用法模索も日本の原風景だった茅葺(かやぶ)き屋根の建物が姿を消しつつある。かつては高知県内でも珍しくなかったが、現在は30棟ほどに減ったとみられ、専業の職人はただ一人になった。一方で残った建物は文化財が中心。変わらぬ姿を後世に伝えるには、次代の職人育成や地域の保存意識も鍵になる。
相良育弥さんが手掛けた、美容院の茅葺き壁面。凹凸を付けてデザイン性を高めた(兵庫県三木市吉川町)
「茅」はススキやヨシ、稲わらなど屋根に葺く草の総称。日本の茅葺きは厚みがあって防水や断熱効果に優れるとされ、長く日本人の住環境を支えた。しかし生活様式の変化に伴い、高度経済成長期以降は激減。日本茅葺き文化協会(茨城県)によると、1950年代に約500万棟あった茅葺きの建物は現在、約3万棟前後という。
高知県でも傾向は同じ。専業では県内ただ一人の茅葺き師、川上義範さん(72)=高岡郡梼原町上本村=によると、40年ほど前は100棟以上あったが、今は約30棟。「5、6年前にほかの職人もいなくなった」と話す。
職人の減少は全国共通の課題で、茅葺きの需要が減る中でその存在価値はかえって高まっている。川上さんも県内外から引っ張りだこだが、長くて2カ月に及ぶ葺き替えは、年6件を請け負うのがやっとという。...
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July 28, 2020 at 06:37AM
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高知県内の茅葺きが継承の危機 職人ただ一人 育成課題 - 高知新聞
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