携帯電話大手ＫＤＤＩは１３日、月間データ容量２０ギガ・バイト（ＧＢ）で税抜き月額２４８０円とする新料金プランを３月に導入すると正式に発表した。ＮＴＴドコモとソフトバンクが同月に始めるプランより５００円安い。容量無制限のプランは月額６５８０円にする。政府の値下げ要請に対する大手３社の新プランが出そろった。
新プランの名称は「ｐｏｖｏ（ポヴォ）」で、契約手続きはインターネットに限る。月額２４８０円は３社で最安値だが、ドコモとソフトバンクは１回５分以内の国内通話がかけ放題で月額２９８０円。ポヴォも同じ通話条件とするには別途５００円が必要で、この場合は２社と同じ２９８０円となる。
ＫＤＤＩによると、若年層では通話時間が月１０分未満の利用者が６割に上るといい、電話をあまり使わない人には割安な選択肢となる。ポヴォでは、利用状況に応じてデータ容量やサービス内容を１日単位で変更できるようにする。例えば、高速データ通信が２４時間使い放題となるオプションは１回２００円とする。
容量無制限のプランでは、高速・大容量通信規格「５Ｇ」向けは２０７０円値下げし、月額６５８０円とする。現行の主流規格「４Ｇ」も１０７０円値下げし、５Ｇ向けと同じ料金とする。ドコモとソフトバンクの無制限プランと同水準となる。５Ｇの値下げ幅を大きくすることで、５Ｇに対応した端末の普及を加速させたい考えだ。
ＫＤＤＩの高橋誠社長はオンライン記者会見で「シンプルで分かりやすい料金にした。業績への影響はあるが、思い切ったプランを出した」と述べた。
からの記事と詳細 ( ＫＤＤＩ、「５Ｇ」向けプラン２０７０円値下げ…容量無制限で月額６５８０円に - 読売新聞 )
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