[株式会社京都産業振興センター]
京都伝統産業ミュージアム(運営:株式会社京都産業振興センター 京都市左京区)では、みやこめっせ開館25周年を記念し、2021年11月6日(土)より、特別企画展「SHOKUNIN pass/path」を開催いたします。
『職人は手の中に脳がある』イタリアのデザイナー、エンツォ・マーリのこの言葉は、職人が手から手へと言語を介さず繋いできた思想や哲学体系があることを伝えています。
中川木工芸の中川 周士氏と開化堂の八木 隆裕氏が、2017年のミラノサローネで発表した同タイトルの展示を起点に始まった取り組みである本展は、英語の「Craftsman」や「Artisan」とは異なる意味や性格を持つ「職人」という言葉と、職人による「職人性」への探究によってそれぞれの作り手としての現在地を示し、これからの工芸の座標を映し出します。
会期中は、中川木工芸と開化堂に朝日焼、金網つじ、小嶋商店を加え、5つの工房が繋いできた「今」が見えてくる展示と、工芸を軸にしたトークイベントやシンポジウムなどを開催いたします。
特別企画展「SHOKUNIN pass/path」
会期:2021年11月6日(土)~2022年1月23日(日)
(休館日:11/29、12/21、12/29-1/3)
開館時間:9:00-17:00(入館は16:30まで)
会場:京都伝統産業ミュージアム (京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 みやこめっせ B1F)
https://kmtc.jp/
観覧料:800円(18歳以下無料)
*本展および関連イベントにつきましては、社会状況に応じて、開催内容を変更することがありますので、あらかじめご了承くださいませ。
<出展工房>
小嶋商店(小嶋 俊・小嶋 諒) https://kojima-shouten.jp/
金網つじ(辻 徹) https://kanaamitsuji.com/
中川木工芸(中川 周士) https://nakagawa.works/
朝日焼(松林 豊斎) https://asahiyaki.com/
開化堂(八木 隆裕) https://www.kaikado.jp/
キュレーター:中川 周士、八木 隆裕
アートディレクター:森田 明宏
主催:株式会社 京都産業振興センター
共催:京都市、「KYOTO KOUGEI WEEK」実行委員会
協力:京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター
開催初日には出展工房によるトークイベントを開催
開催初日には、本展に出展している5つの工房の職人たちによるトークセッションを行います。
翻訳家の吉澤 朋氏が聞き手となり、職人のものづくりはなぜ代々受け継がれていくのか、そんな時代を超えたものづくりのヒントや、職人が日々大切にしている思いなどをお聞きします。
当イベントは会場とオンライン配信のハイブリッド開催となります。
参加ご希望の方はPeatixよりお申込みくださいませ。
詳細は下記ページをご覧ください。
https://kmtc.jp/event/2021/10/17/4969/
「SHOKUNIN pass/path」 トークイベント
|日時:2021年11月6日[土] 14:00~16:00
|会場:MOCADギャラリー(オンライン配信あり)
|トークゲスト:中川 周士 氏(中川木工芸)、八木 隆裕 氏(開化堂)、小嶋 俊 氏・小嶋 諒 氏(小嶋商店)、松林 豊斎 氏(朝日焼)、辻 徹 氏(金網つじ)
|聞き手:吉澤 朋 氏(ライター・翻訳者)
|会場定員:30名
|参加費:無料
|お申込み先:https://shokunin-talk1106.peatix.com
《トークゲーストご紹介》
中川 周士 氏(中川木工芸) https://nakagawa.works/
八木 隆裕 氏(開化堂) https://www.kaikado.jp/
小嶋 俊 氏・小嶋 諒 氏(小嶋商店) https://kojima-shouten.jp/
松林 豊斎 氏(朝日焼) https://asahiyaki.com/
辻 徹 氏(金網つじ) https://kanaamitsuji.com/
聞き手|吉澤朋(文化の翻訳家)
https://www.linguist-japan.com/
母は紬織、父は琴職人という家庭に育つ。祖父は、戦後満州から引き揚げた仲間の食い扶持を作るため、地域の産業として郡上紬を興し、後に紬織の分野では初となる重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された宗廣力三。
高校卒業後イギリスに留学し、帰国後はメディア、日本の手仕事の販売、東京都の文化広報などに二言語の情報発信で携わるうち、自らの生まれ育った環境を見直すようになる。文化の架け橋となる仕事を志す。
「京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター」と「KYOTO KOUGEI WEEK」によるシンポジウム開催
本展に合わせて、シンポジウム「tangible/intangible 有形無形 - 工芸から覗く未来」を開催することとなりました。2019年から「KYOTO KOUGEI WEEK」(主催:京都府 http://kougeiweek.kyoto)の公式プログラムとして京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター(京都市左京区 http://dento.kyoto-seika.ac.jp/)が開催してきた工芸を通じて社会を多角的な視点で捉えていくシンポジウムです。
1回目から継続してテーマとしてきた「職人性」、さらに3回目となる今回は「tangible/intangible」(有形・無形)をテーマに自然環境やプロダクトデザイン、教育、職人文化など工芸をめぐる事柄について議論します。
このシンポジウムには、本展のキュレーターである中川 周⼠氏(中川木工芸)と八木 隆裕氏(開化堂)が登壇いたします。
工芸の世界でさまざまな取り組みをおこなう方々とともに、伝統的な手仕事を起点として未来の社会像についてを考えていきます。
二部構成での開催となり、こちらも会場とオンライン配信のハイブリッド開催となります。
京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター × KYOTO KOUGEI WEEK
「tangible/intangible - 工芸から覗く未来」
|日時:2021年12月17日(金)14:00-16:00 / 18:00-20:00 (二部構成)
|場所:京都伝統産業ミュージアム 企画展示室(YouTubeでのオンライン配信あり)
|会場定員:各回30名
|参加費:無料
|お申込み先:https://kkw-symposium.peatix.com/
【第一部】14:00-16:00
登壇者:中川 周⼠氏(中川木工芸・京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員)
八木 隆裕氏(開化堂・京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員)
鞍田 崇氏(明治大学理工学部准教授・京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員)
【第二部】18:00-20:00
登壇者:日野 明子氏(スタジオ木瓜)
米原 有二氏(京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター)
企業プレスリリース詳細へ (2021/11/01-12:17)
からの記事と詳細 ( 陶芸、提灯、茶筒、木桶、金網、5つの工房や職人が手から手へ引き継いできた「軌跡」の展覧会「SHOKUNIN pass/path」、関連イベント開催決定!:時事ドットコム - 時事通信 )
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