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須賀川市の堀江麻記さん(47)は、マグロの解体を手掛ける職人として活動している。女性の職人は全国でも珍しく、堀江さんは「マグロ解体ショーを通じて福島のおいしい魚を日本中、世界に発信したい」と包丁を握る手に力を込める。
堀江さんは約15年間、郡山市の水産物卸業者に勤務し、マグロ解体の技を磨いた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後、苦境に立つ漁業関係者と接するうちに「自分に何かできることはないか」と思いを巡らすようになった。
2019年に独立を決意し、自らの会社「オーシャンマキ」を設立した。「女性の職人が全国に出張してマグロ解体ショーを行う会社は全国初ではないか」と堀江さん。しかし、新型コロナウイルス感染拡大でイベントの中止が相次ぎ、我慢の日々が続いたという。
堀江さんは6日、千葉県浦安市の魚介販売・海鮮料理店を訪れ、会社設立後初めて県外でマグロ解体に臨んだ。見物客が集まる中、こなれた手つきで約60キロのマグロをさばいた。堀江さんは「コロナ禍でストレスを抱えた社会を活気付けたい。多くの人が魚を食べて元気になってもらえればいい」と意気込んでいる。
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