ここ数年、地方の素材を生かした「クラフトビール」ならぬ「クラフトジン」が人気を集めている。香りづけの過程でミカンの皮や白桃を使うなど、地元ならではの素材が味をより豊かなものにしてくれる。大手酒造メーカーも注目しており、カクテルを作るための材料としてのイメージが強かったジンは、「そのものの味」を楽しむ酒に変わりつつある。
(藤崎真生)
地産の香りを生かしたクラフトジン
和歌山市のバー「風」。目の前に、ジンの注がれた2つのショットグラスが置かれた。一つを飲んだ瞬間、口に広がったのは、さわやかな柑橘(かんきつ)と香木の香り。もう一つは、日本人ならわかるヒノキの香りだった。アルコールの味を前面に押し出した酒というイメージは瞬時に消えていた。
正体は、90年近い歴史を持つ老舗酒造メーカー「中野BC」(和歌山県海南市)が手がけたクラフトジン「槙-KOZUE(こずえ)-」と「香立-KODACHI(こだち)-」だ。
「槙」は平成29年11月に販売を開始。香りづけの過程で和歌山らしく世界遺産・高野山(和歌山県)で霊木として珍重される針葉樹「コウヤマキ」の葉や、温州みかんとレモンの果皮、それにサンショウの種を使った。
ストレートはもちろん、フレッシュライムとシェークしてできる「ギムレット」に代表される強めのカクテルがおすすめだ。
昨年7月販売の「香立」は、「槙」と同じミカンの皮など以外に、ヒノキの木部や杉の葉などを使うことで木の香りを強調。和歌山県の別名と言っていい「木の国」をそのままジンにしたような味わいだ。
このジンとトニックウォーター、ライムとの相性は抜群で、ジントニックにすれば特有の鋭さが取れ、まろやかな味に生まれ変わる。
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March 11, 2020 at 10:00AM
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クラフトジン市場が活性化 地方だけでなく大手も参入 - 産経ニュース
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