【竜の裏方さん】ブルペン捕手編
「裏方の一日を。元選手で誰がいる?」。そんな読者の問いにドラ番が答える4回連載。第2回は通訳とブルペン捕手を取り上げる。(ルイスさんは別稿で紹介)
ヒーローインタビューの後、ファンの声援に応える(左から)川上憲伸と中野栄一=2003年4月24日、ナゴヤドームで |
[103 中野栄一さん]
ブルペン捕手は総勢7人いる。全員元捕手で、年長は中野さん。横浜高―亜大という名門ルートをへてドラフト4位で1997年に中日入団。亜大では翌年入団する井端の1年先輩だった。ケガに泣かされたが、2003年4月24日の阪神戦では故障の谷繁に代わってスタメン。1学年後輩の川上を好リードし、2点タイムリーも放って6―0の快勝に導いた。試合後はナゴヤドームで初のお立ち台に上がった。
中日・阿部のTシャツを着た赤田ブルペン捕手=2019年12月、中日ドラゴンズ屋内練習場で |
[104 赤田龍一郎さん]
赤田さんは「打撃投手」を兼務する。愛大から育成で2010年入団。左の打撃の評価が高く、13年5月に支配下登録された。同年8月1日の阪神戦(甲子園)で代打として1軍初出場。育成ドラフト入団の球団野手では初めて1軍でプレーした。引退した17年の秋からブルペン捕手。
[106 吉田利一さん]
吉田さんは「兼打撃投手兼屋内練習場担当」の肩書を持つ。奈良産大からドラフト8位で2010年入団。俊足巧打を生かすため、13年に外野手に転向した。同年限りで引退して裏方となり、投げたり、受けたりと複数の仕事をこなしている。
浅尾と話す前田ブルペン捕手(中)。左はオリックスの平井投手コーチ=2017年6月、舞洲サブで |
[107 前田章宏さん]
前田さんは「ポスト谷繁」と期待されたドラフト1位。ナゴヤ球場の近所で生まれ育ち、中京大中京高から2002年入団。2年目の03年から引退する13年まで、07年以外は1軍出場した。引退後はバッテリーコーチとブルペン捕手を務めてきた。現在は「用具担当」を兼務する。
小川将俊さん |
[110 小川将俊さん]
小川さんは「用具担当」も兼務する。浦和学院高から東洋大、日本通運をへてドラフト8位で2004年に中日入団。1軍出場は23試合、現役生活は6年で終えたが、引退後はバッテリーコーチとブルペン捕手でチームを支え続けている。
岩瀬らを支えた三輪ブルペン捕手=2017年8月 |
[111 三輪敬司さん]
三輪さんは愛工大名電高からドラフト5位で1995年に中日入団。2001年に引退してブルペン捕手になると、数々の記録を打ち立てた鉄腕・岩瀬らを陰から支えた。長く見ているからこそフォームの微妙な変化も分かる。まさに職人だ。
◆現在は自宅待機 緊急事態宣言が出されて以後、裏方さんは自宅待機となっている。選手の自主練習サポートが必要なときは、最小限のスタッフのみ出勤するようにしている。
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April 26, 2020 at 10:02AM
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"鉄腕岩瀬"の微妙なフォームの違いを見分ける職人…中日投手陣を支えるブルペン捕手:ドラニュース:中日スポーツ(CHUNICHI Web) - 中日スポーツ
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