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Tuesday, April 7, 2020

弘前にクラフトビールとTシャツの店 若夫婦が挑戦(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo! - Yahoo!ニュース

 カフェバー「Ripen(ライプン)」(TEL 080-1652-1963)が4月2日、弘前市鍛冶町の城東閣にオープンした。(弘前経済新聞)

【写真】カウンター席やTシャツを販売する「Ripen」の店内

 北東北3県のクラフトビールをメインに提供し、店内ではTシャツも販売する同店。店主の中野渡卓也さんがクラフトビール販売を担当し、妻の実知さんがTシャツ販売を担当する。

 共に現在27歳という卓也さんと実知さんは大学卒業後、青森県内の特別支援学校で一緒に働いていた際に意気投合。教職を離れた2人は2018(平成30)年4月、十和田の商店街にカフェ「14-54CAFE」をオープンし、後に結婚した。卓也さんは「生徒たちに自分のやりたいことをやりなさいと教えていたが、やりたいことができていない自分がいた。自分の姿を見せることでメッセージを伝えたかった」と振り返る。

 2020年1月には実知さんの地元・弘前へ移住し、クラフトビール店を立ち上げるため準備に取り掛かったという。「クラフトビールが好きで2人で飲み歩きすることもあった。クラフトビールを造る人たちの思いや地域に対する姿勢などを見聞きし、クラフトビールを通じてその思いを伝えることができれば」と卓也さん。

 実知さんは飲食店に縛られず洋服店を始めたいと考え、オリジナルデザインのTシャツ(3,600円~)を販売することにした。実知さんは「青森や弘前の魅力を発信できるようなTシャツを作っていきたい」と意欲を見せる。

 店舗面積は9坪。席数は15席。カウンター奥には北東北3県の地図を描いたクラフトビールのサーバーを設置する。クラフトビール(480ミリリットル=1,200円、280ミリリットル=750円)は期間によって銘柄を変わるという。ビールに合わせたフードメニュー(300円~)を用意するが、固定メニューは無く、客の持ち込みも可能。「城東閣にある他店で買った料理を当店で食べていただいても構わない」と卓也さん。

 2月にプレオープンし、昼飲み需要や提供メニューを考えていたという。「クラフトビールはまだ青森に根付いていない。われわれも未熟で、これからという意味を込めて成熟するという意味の『ripen』という店名にした。地方に住む大人たちが楽しんでいる姿を子どもたちに見せられるようなにぎわいある街づくりに貢献したい」と意気込む。

 「グランドオープンしたものの、現在の状況では『ぜひお越しください』とは気軽に言えない」と卓也さん。「当面の間、通常営業は行わないため、来店の際は事前に問い合わせていただければ」とも。

 営業時間は12時~23時。水曜定休。

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