Sanubari Panas: 着物や和雑貨、廉価販売近江八幡で職人フェスティバル：中日新聞Web

Thursday, August 27, 2020

着物などを品定めする来場者ら＝近江八幡市為心町元の白雲館で

　「着物職人フェスティバル」と銘打った、着物や和雑貨などを手ごろな価格で提供するイベントが二十七日、近江八幡市為心町元の白雲館で始まった。三十一日まで。

　新型コロナ禍で中止や順延となったイベントが相次ぎ、着物職人や織物を扱う業界関係者は厳しい状況に置かれている。この危機を何とか乗り越え、購買者にも喜んでもらおうと、今月発足した京都の着物職人らでつくる「日本きもの職人協会」が企画した。

　ハワイで年二回、着物などの販売イベントを継続する●方一二男（ひじかたひふお）さん（７３）＝愛知県愛西市＝はコロナ禍で現地に行けず、在庫が増えた。「毎年、現地の日系人や観光客に喜ばれていたのに」と残念がる。この日は羽織、着物、帯、手作りバッグなどを販売した。

　着物フリマなどを展開する「再生広場あん＊ふぁん」（京都府宇治市）は、リサイクル着物や手ぬぐいのほか、着物をほどいた生地も販売。洋服やマスクを作ろうと思案する女性らが買い求めていた。小山裕子代表（６２）は「コロナ禍でネット販売にシフトしているけれど、実物を見てもらう方が良いですね」と話した。

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