2021年07月28日 10:34更新 - 1分前
7月1日、佐渡総合高校の生徒が野草を使ったクラフトコーラ作りを体験しました。
佐渡総合高校では身近にある野草の魅力や食材としての価値を知ってもらおうと、昨年から講師をまねき、野草を使ったクラフトコーラ作りに取り組んでいます。
昨年に引き続き、野草に詳しい 菊池はるみさんとコーラ作りを教える井上ゆかりさんを講師に3年生19人が挑戦しました。
はじめに、佐渡総合高校周辺で野草の採取を行います。
しばらく歩くとスギナやよもぎなど目的の野草が見つかり、菊池さんからアドバイスを受けながら採取していきます。
また、ヤブカンゾウといったトビシマカンゾウの仲間など今回は5種類の野草を見つけ、生徒たちは楽しみながら集めていました。
教室に戻ると野草を丁寧に洗い、電子レンジで乾燥させた後レモンや砂糖、そしてサドオケラといった植物も入れ20分ほど煮詰めていきます。
サドオケラとはキク科の多年草で、江戸時代に羽茂にわたり明治時代中期まで盛んに島内で栽培されていた植物で、漢方名は蒼朮(そうじゅつ)、植物名はホソバオケラといい、その中でも佐渡島で栽培された種をサドオケラと言います。
野草を煮ている間、生徒たちはウェブ会議システムを使用し佐渡の野草に魅せられ東京から移住したサドオケラに詳しい益子智成さんからその歴史などについて詳しく説明を受けました。
そして、野草を煮詰め終わり炭酸で割ると野草クラフトコーラの完成です。
生徒たちは、自分たちの積んできた野草のクラフトコーラを飲みながら独特の風味を味わい「おいしかった。自分たちの身近にある草が飲み物や食べ物になることに驚いた」と話していました。
野草を使ったクラフトコーラ作りを通し、身近にある野草の魅力や活用方法への理解を深めているようでした。
（佐渡テレビジョン）
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