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Monday, October 4, 2021

木工ろくろに世田谷区の小6が挑戦 青梅の漆工芸職人が講師 - 東京新聞

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手塚俊明さん(右から2人目)の手ほどきで木工ろくろを使い木皿を作る子どもたち =世田谷区の和光小学校で

手塚俊明さん(右から2人目)の手ほどきで木工ろくろを使い木皿を作る子どもたち =世田谷区の和光小学校で

 世田谷区の私立和光小学校で四日、青梅市の漆工芸職人の特別授業があり、六年生二クラスの計約七十人が漆器作りを学んだ。

 指導したのは、青梅市梅郷の「朱文筵(しゅぶんえん)工房」の手塚俊明さん(63)と戸枝恭子さん。二人は「生活の中で使い込んでもらえる器作り」を信条に、木地づくりから上塗りまで全工程を手作業で行っている。

 手塚さんは、漆器ができるまでの工程や制作のための道具の変遷などを説明。「木と自然の塗料でできた器は土に戻り循環する。植え続ければ、材料も無限にある。プラスチックなどは便利だが、石油資源は有限。便利さの裏に何があるか考えて」と語った。

 この日は、一クラスの子どもたちが手びきの木工ろくろを使った木皿作りに挑戦した。二人一組で、一人が両手でひもを引っ張ってろくろを回し、もう一人がろくろに固定されたカツラの木材にかぎ状の刃物を当てて小皿の形に削った。児童は交代しながら全員が直径七センチほどの木皿を作った。もう一クラスは、五日に木皿作りをする。

 マックイーン・リリアン・美和さん(12)は「難しいけど、きれいに削れると気持ちいい。一つ作るのにも時間がかかり、職人さんはすごいと思った」と話した。(林朋実)

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