第15回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の名古屋対局2日目が16日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で行われ、永瀬拓矢王座(29)が2回戦で藤井聡太竜王(19)=王位・叡王・棋聖と合わせ四冠=を破り、4強入りを決めた。藤井竜王の2連覇はならなかった。
午前の1回戦で藤井竜王は船江恒平六段(34)に、永瀬王座は阿久津主税八段(39)にそれぞれ勝利。2回戦は、早い段階から共に一歩も引かない激しい攻防が繰り広げられ、強気に攻めた永瀬王座が押し切った。永瀬王座は第13回で準優勝の経験があり、初優勝を目指す。
藤井竜王は初参加の第11回を含めて3回の優勝を誇る。これまで全て4強以上に勝ち残っていたが、今回は8強止まりとなった。
棋譜と大盤解説会の模様は朝日新聞デジタル(https://digital.asahi.com/shougi/asahicup_live/)で見られる。(村瀬信也)
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