TENDOUJI のモリタナオヒコと「Craft Beer Music」プロジェクトの発起人、ソニーミュージック プロデューサー・灰野一平さんが国内外で流行中のクラフトビールと音楽のコラボレーションを語った。 二人が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。ここでは「クラフトビール・ミュージック」をテーマにお届けした、4月8日(木)のオンエア内容をテキストで紹介する。
プロジェクト「Craft Beer Music」とは
「クラフトビール」とは、メーカーが大量生産するビールとは違い、熟練したビール職人が原料や製法にこだわり、ブルワリー独自の味を出したビールのこと。実は、このクラフトビールとミュージシャンがコラボするというのが、国内外問わず流行しているそう。 ゲストに、個性的なアーティストと個性的なクラフトビールの世界観を組み合わせた「Craft Beer Music」プロジェクトの発起人、ソニーミュージックのプロデューサー・灰野一平さん、そして、クラフトビールと音楽がコラボしたライブサーキットイベントにも参加予定、TENDOUJI のモリタナオヒコが登場。 あっこゴリラ:灰野さんが手がけているレーベル「gr8! records」とは? 灰野:UVERworldや森七菜などが所属している10組にも満たない、しかし音楽的には非常に幅広いレーベルになります。一つ一つクラフトビールのように少数精鋭で、音源のクオリティー第一主義を貫くレーベルでありたいと考えています。 あっこゴリラ:その「gr8! Records」が、クラフトビールとコラボしていると伺ったのですが、どのようなコラボをしてるんですか? 灰野:「よなよなエール」や「水曜日のネコ」などいろんなビールを販売されているヤッホーブルーイングさんと2019年に知り合い、いろいろ話していくうちにクラフトビールの広め方と音楽の広め方って似てるなって思いまして、一緒に「Craft Beer Music」というプロジェクトを立ち上げました。 あっこゴリラ:なるほど~。なぜ、クラフトビールに注目したんですか? 灰野:もともとビールがすごく好きで、最近はおもしろいブランドイメージのクラフトビールが増えてきてるなって思っていて。実はヤッホーブルーイングさんとご一緒する前にも一度、会社の新規事業としてクラフトビールのブランディング&販売に挑戦したいと企画書を書いたことはあったんです。残念ながら考えが浅く許可されなかったのですが、ヤッホーブルーイングさんが一つ一つのビールのブランドに対し、とても細かに想定される飲み手をイメージされていて、これは音楽とも親和性があると思いました。 ここで、灰野さんが手がける「Craft Beer Music」プロジェクトの第一弾としてリリースされたモノンクルの『スーパールーパー』をオンエアした。 あっこゴリラ:この『スーパールーパー』は、ヤッホーブルーイングのクラフトビール「水曜日のネコ」の世界観をイメージして、モノンクルが書き下ろした楽曲なんですよね。 灰野:はい。恋に仕事に一生懸命な女性が週中にホッと一息入れたくなる、そんな気持ちを絶妙に表現した歌詞と、爽やかなライトグルーヴが特徴の、キャッチーで思わず口ずさんでしまうような1曲に仕上がっています。また、MVやWeb CM映像も共同で制作しました。 あっこゴリラ:じゃあ「水曜日のネコ」は、この曲のようにわりと爽やか目なビールなんですね。その後、「Craft Beer Music」プロジェクトは、どんな感じで続いてるんですか? 灰野:第二弾は、「苦いが、クセになるおいしさ」が特徴の「インドの青鬼」というビールとコラボしました。その特徴を生かそうということで、Play.Gooseというグループでも活躍中のワタナベシュウヘイくんが、ほろ苦い恋の歌『苦い苦い苦い』を書いてくれました。 そして昨年夏、第三弾としてyui率いるバンド「FLOWER FLOWER」とのコラボが実現。FLOWER FLOWERとクラフトビール、一体どんな展開で、どんなビールだったのか教えてもらった。 灰野:「僕ビール君ビール」とのコラボで、それぞれのイメージキャラクターであるインコとカエルが登場するコラボデザイン缶の制作を行うなど、曲だけではない取り組みとなりました。楽曲『はなうた』も、ビールのレモンやマスカット、ハーブを思わせる香りと軽快な飲み口をイメージした爽やかな作品となり、双方のファンを中心に話題となりました。 あっこゴリラ:このビールは「水曜日のネコ」とはまた違った爽やかさなんですか? 灰野:そうですね。こちらはわりとフルーティーな感じです。 あっこゴリラ:yuiさんやメンバーの感想はどうでしたか? 灰野:コロナ禍でしたが、ビアレストランからの生配信ライブイベントを行うなど、とても楽しい取り組みとなりました。おいしいビールとおつまみを楽しみながら、歌を歌うという配信イベントをとても楽しんでくれましたし、また是非続けていきたいと語ってくれました。
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