
2021年3月、“これぞ、クラフトビール。”のコピーを掲げ、「SPRING VALLEY 豊潤<496>」が発売されました。このCMをきっかけにクラフトビールを初めて飲んだという人も多いかもしれません。話題華やかなビール業界ですが、コロナの影響を除いても、残念ながら日本のビール市場はここ15年以上前年割れを記録し続けています。その一因は若者のお酒離れとも言われていますが、そんな中、右肩上がりを続けているのがクラフトビール。また、その人気を牽引しているのは30代を中心とした若い世代と分析されています。 ★写真一覧 今話題!若者のお酒離れを引き止めたクラフトビールって? いったい、クラフトビールにはどんな魅力があって、若者はどうして惹きつけられるのか? その理由をゆっくりと紐解いてまいります!
今回、お話をしてくれるのは……
ビアジャーナリスト 宮原佐研子 さん ビアLover 宮原佐研子。ビールの大好きなトコロは、がぶがぶ飲める、喉ごし最高、大人の苦味、世界中でも昼間でも飲める、 果てしなくいろんな味わいがある、そしてぷはぁ~っとなれるコト。これまではライターとして、数々の雑誌やグルメサイトで執筆活動を行ってきました。
ちなみに、クラフトビールって何?
クラフトビールとは、造り手の想いや創造性が感じられるビールのことだと言われています。主にクラフトビールは、小規模なブルワリーで造られるビールを指し、日本で長く親しまれてきた大手ビール会社のビールと比べると、色も香りも実にさまざま。味わいも、フルーティだったり、ふわりと優しい甘さ、複雑なスパイシーさ……と、ひとつに括れない個性に溢れています。 そもそもビールは世界で100種類以上のバリエーションがありました。ただ、古くから造られる日本のビールは、その数多くあるビールの種類(=ビアスタイル)の中で“ピルスナー”という、たった一つのビアスタイルを造っていたため、多くの人がビールとは金色のすっきりした“アレ”、と刷り込まれていたのです。 1994年の法改正から小規模でのビール醸造が可能になると、全国にブルワリーが誕生し、それぞれが個性を出そうと、これまでにないビアスタイルのビールを造り始めます。それは当初“地ビール”と呼ばれていましたが、一説によると2012年あたりから“クラフトビール”と呼ばれるようになります。
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